当たり前はない

携帯に視線を落とす人達は

近くにいても

遠い場所にいる人のよう

目の前のものをぞんざいにして

画面の世界に夢中になる

目の前のものが突然いなくなっても

暫くは気付きもしないのだろう

そういう様を見ていると

たまに寂しさに似た虚しさに襲われる