見送る飛行機

私の住んでいる街は飛行機がよく見える。

近い遠いに限定しないと

多い時では5つくらい飛行機を見つけられる時もある。

乗るのも見るのも飛行機が大好きだ。

街を歩きながら遠くから近づいてくる飛行機をみて

「この飛行機はどこまでいくのかな」などと

答えのわからない疑問をぼんやり思ったりしながら

心が穏やかになるようなわくわくするような気持ちになる。

 

最近気付いた事なのだけど、私は乗り物が好きみたいだ。

前に知人に、住んでいる街に飛行機が沢山飛んでいる話をした時に

「それじゃうるさいでしょ?」と

少ししかめっ面をしながら聞かれたことがある。

私は飛行機を見ているのが好きなので

「え!ごおおおー!って音を含めて最高じゃん!」と思った。

この時のことをたまに思い出す。

同じ現象なのに

人によってこんなに真逆な受け止め方になるのかと。

子供の泣き声ひとつとっても

好きな人とそうじゃない人では分かれるし

好き嫌いに関わらず余裕がある時とない時でもだいぶ変わる。

どちらが良い悪いという話ではないけれどね。

自分が好きなものがよく見れる街に住めて

毎日外を歩くのが楽しい。