過去に会いにいく

もっとも馴染み深い所へ帰ろうとする時

それは成長の証なのかもしれない

小学校の桜並木が続く道も

涙で途方に暮れた長い恋路の高層ビルも

あの時の場所に戻っても

あの時の私はもういない

細胞も面影も新しくなった私がいる

過去と今を受け入れるための

準備が整った私がいるだけ

そして道は明日へ続く