喧嘩するほど仲が良い

喧嘩をするのは、

私のことをわかってほしいと思うからなのだろうか。

もしそうだとしたら、悪いことでもないなと感じた。

どうでもいい人間であったら、

「そうか。君は君で私は私だしな。じゃっ」という言葉を出すこともなく、

離れていくだろう。

仕事場でのあまり深い信頼関係にない人間にも、

お互いの立場や考えの相違は自然と受け入れられたりする。

それが新鮮な意見となって刺激になったりアイディアになったりもする。

 

でも、その違いに違和感を感じたり、高ぶりが生まれるのは、

きっと自分を理解してほしいと相手に願う気持ちがうまれるからだろう。

相手にも私と同じであってほしいというような、わがままで勝手な気持ち。

そういう自己中心的な気持ちが生まれてしまう相手との関係というのは、

悪いものではないんじゃないかなと思った。

 

正しい、良いばかりではつまらないから、

ぶつかったり、わがままになったり、理不尽な事が起きたりするのもまた

楽しいことだと思えればいいな。

その時には感情的になってそうおもえなかったとしても、

その後で、ごめんなさいと一緒に、その時間の共有も貴重なものと思えたらいい。