女の髪は命という

人生で一番短く髪を切った。

切りながら美容師さんが「男前だねぇ」と言ってくれる。

サイドあげるとこんな刈りあげ。

出家の気分、味わいました。

 

帰りにいつも会計してくれる女性が

「すっごくかっこいいです」と言ってくれた。

いつもはありがとうございましただけだったのに…

上目遣いでそんなこと言われたもんだから…

私は女をやめようかと思った。

「女でも、いいですか(心の声)」

 

美容師さんも私の勢いに驚いていた。

シギは前髪作るだけでカツラ持ち出して悩んでたのに!どうしたの!と。

私もよくわからなかったが、

とりあえず考える前にノリでやっちゃいましょ!という感じだった。

 

しかし切りにいく前の電車の中で私は考えていたのである。

以下全部心の声

「あぁーガッキー可愛いなぁ超可愛いなぁ。癒されるなぁ。

私がガッキーになったら…ぽわわわわーん(想像の中へ)」

「うわ!めっちゃモテるじゃん!何コレ!見る人見る人みんな

目つきが違うわー!(ガッキーになった想像)」

…現実世界へ。

「うん。なかなか良かったけど疲れるな。

でも男性に可愛いー!って言われるのと、

女性にかっこいー!って言われるの、どっちが好きかな私は…」

「絶対女でしょ…。男は惚れた人が良いと言ってくれればそれで間に合うでしょ。(結論)」

私は同性にもてる人間が好きだ!好きな方の自分になろう。

ということで、ガッキーになる夢は選ばなかった(百回頭打ってもなれないが)

 

問題はこのポマードべっちょりにかためた髪を

洗って落とした後に私は一体どうしたらいいのだ・・。

いつもドライヤーでびゃー!!!と適当に乾かして終わりなのだけど

それでいいのだろうか!前髪がどー!っと邪魔にならないのだろうか!

おそろしやおそろしやと思いながら、お風呂に入るのであった!