夜の隅で

笑っていられる時間は楽しいね。

その時間をうんと体に染み込ませたいね。

つい不安になったり落ち込んだりするけれど

そんな時間も悪いばかりじゃないよ。

 

その心のガラスが涙でうんと洗われたら

いろんなものが響き、感動できるだろう。

そういう心を美しいというんだよ。

些細なものに感動できるということは

それだけ人生が豊かになるということだよ。

そうしたら

楽しい時間ももっと輝くだろうね。

 

うまくいかない時には投げ出したくなるね。

周りはとても器用にやっているようにみえて

自分を小さく感じて余計に辛くなる時があるね。

そういう時はどうしたって周りがよく見えるものだ。

不幸な人をそんな時にわざわざ探さなくていい

ただ自分を痛めつけることをやめにするんだ。

ひとりの時間だって大切にするんだ。

辛い時は、自分を一番大切にするのがいい。

辛い時にまで、自分を追い立てる必要はない。

 

自分の本質を知ろうとするんだ。

何に傷つきやすくて

何に躓きやすいのか。

何が嬉しく感じるのか。

それを知って心にもっているんだ。

それがやってきた時に惑わされない時のためだ。

どうしたって心は揺れるものだけど。

そんな自分をできるだけ責めないようにしたいものだね。

 

今は誰にも言えないかもしれない。

今は誰もいないかもしれない。

 

けれどその心を大切に生かしておくんだ。

沢山傷ついて豊かになったその心を。

大切に大切に生かしておくんだよ。

終わりだと思う事もあるかもしれないけれど

その暗闇の先に

夜明けがあるのかもしれないからね。