もう今はいない人に向けて曲を書いた。
書いたというより出てきた。
わーっと、光のシャワーを身体中に浴びるような心地がした。
子供の頃の記憶から現在まで。
戦争から子供の誕生を喜ぶ周りの顔まで。
全てが洗濯機の中に入ってぐるぐるにかき回されているような
そんな心地で曲を書いた。
何もかもが溶けていくような。
私はこの曲になんて言葉をあてたらいいのだろう。
自分で書いておいて少し荷が重く、
重い分だけ心の奥では高揚も感じる。
その人そのものが芸術といえるような人。
肉体がなくなることさえも芸術のひとつのように感じられる。
亡くなったあとでも魂が踊っているといわれても
なんの不思議も感じないような人。
煮物を作った。
出汁がらで佃煮を作った。
とうもろこしご飯て何。めっちゃ美味しそう。
とうもろこしとご飯とバターって、
黄金の組み合わせじゃん。