さよならだけが人生だ。

一月十九日。晴れ。

ここ数ヶ月地味に悩んでいたことを

友人に話した。

こんな情けない事は話せないと

ひとりで思っていたのだけれど

人の意見を聞きたくなった。

悩みの内容を話すと

「君のその内容は自分でも

嫌な気持ちになる」と返事をくれた。

「そういうのはもっと早く話しなさいよ」と

言ってくれた。

そして葛藤を打ち明けた。

嫌な事を嫌だと思う自分が嫌になることとか

どうしてこれくらいのこと乗り越えられないのかと

自分を責める自分がいることとか

色々な考え方を取り入れてもやはり嫌に感じたこととか。

「自分を一番大事にしなよ。

自分が苦しむところにい続ける必要はないよ。

乗り越える必要性がない、逃げな。」と

友人は言ってくれて涙がほろほろ出た。

得意なこともあれば苦手なこともある。

みんなが普通にできることができないことがある。

みんなができないことが普通にできることもある。

その歪さが私という人間の個性だとするのなら

それを尊重してあげよう。できなくてもいいと。

私は他人に完璧さを強いるよりも

その人のできることに目を向けたいから。

だから自分にもその眼差しを向けてあげよう。

よく頑張った私。戦略的撤退。

私は戦場を自分で選ぶ。

無理をするのも頑張るのもやめにして

もう手放そう。

自分の目的に集中して生きるために。

私が居る場所は私が決める。

さようなら。