君なしには生きていけない

七月八日。晴れ

君なしには生きていけない

君が暫くいなくなってから

僕は初めの頃は

そのうちに帰ってくるだろうと

呑気に構えていた

けれどいつまでたっても帰ってこないことに

だんだん焦りが募り

ついには動く気力さえ無くしてしまった

僕は君なしには成立しないのかと

君をなくしてはじめて気がついた

君がいる生活が当たり前だと思っていたけれど

当たり前なんてどこにもないんだね

愚かな人間だと

まるで失恋したてのJ-POPのようなことを

僕は思っていたんだ

そして気落ちしながら眠りにつき

翌朝目がさめると

君が何食わぬ顔をして僕の元にやってきた

僕はその瞬間から

数日の元気のなさはどこへやら

やる気に漲って力強く立ち上がった

太陽さん

久しぶりに出てきてくれてありがとう

君がいないと洗濯もできないどころか

元気もでなかったよ

私は前に「太陽の当たる場所で生活しないといけない人」と

言われたことがあるけれど

本当にその通りだなと思った。

昨日に至ってはやらなきゃいけないこともできずに

ごろごろしてしまって

今日起きて太陽が出てるのをみて

びぎゃーん!と元気出て洗濯に勤しんだ。

部屋の掃除もして亀の掃除もして

2駅先まで散歩してお茶などして。

ここ数日と比べ物にならないほど元気を取り戻した。

いずれ暖かくて天気の良い日が多い場所に住みたいなぁ。