手紙「ぼくを待つ」はじめます。

その月に作った曲と散文詩をお届けする

「ぼくを待つ」を始めます。

毎月のお届けになります。

 

このサービスを始めたいと思った理由をお話しします。

 

新型ウイルスの影響でまだライブの再開見込みはたっていません。

ネットを使ったライブ配信をされてる方も多く

私も生配信かは置いといてもライブをお届けできたらな・・と

考えたりもしていますが

 

「コロナが出なければやろうと思いつかなかった事をやりたい」

「私がやりたいと純粋に思えるものをやってみたい」

この2点を思いました。

 

なかなか自由に外出できない。

この先のことを考えると心配や不安が出てくる。

せめて未来や過去じゃなく

今という時間を過ごすことへの楽しみがひとつでもあったら。

そして離れていても一緒にこの時を過ごしていることを感じられたら

そういう思いが出て来ました。

 

 

私は最近、遠くに住む姪とお手紙を交換しています。

姪のお手紙には折り紙に書かれた何気ない言葉と

折り紙で作られたうさぎや鶴が入っています。

ポストを開けた時に拙い文字で書かれた住所を見ると

とても嬉しくなります。

姪もきっと、私からの手紙が届くのをワクワクして待ってるでしょう。

 

メールやLINEのようにすぐ届かない。

ライブのように実際に会うことはできない。

でも手紙が届くのを待つ、という時間。

ポストの中に入っている、その存在を見た時の喜び。

なかなか会うことがかなわない今だからこそ

待つ楽しみも、作品と同様にお届けできるんじゃないかなと思いました。

 

「ぼくを待つ」でお届けする楽曲と詩は

今後、作品化して販売したり

発表したりすることはしません。

この手紙をお届けする私と受け取る方だけが知っている世界です。

それも、その年のその月だけの音と言葉です。

例えば8月に参加された方は

6月や7月の楽曲はお届けできないので知る事ができません。

その月だけの、それもその時に参加しあう人たちだけが知っている出来事です。

その秘密の感じも、なんだかわくわくします。

手紙って本来は他の誰にも見られることがないプライベートな世界。

 

検索すれば無料で色んなものを受け取れる時代

私自身もネット上で音楽や言葉をお届けしていますが

こういう秘密な場所を共有しあうのも

楽しいなと思いました。

期間は半年〜1年くらいを目処にしていますが

いつまで続けるかはまだ決めていません。

 

毎月お届けする音源は、CDかデータかを選択できます。

データを選択された場合でも散文詩は郵便でお届けいたします。

日常の中に手紙が届くというイベントを

生活のなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

まだ想像の段階ですが、

この手紙に入る楽曲だけを歌うライブなども

手紙を持っている人だけが参加できる形にして

ゆくゆくは開催できたら面白いなとも思っています。

 

「僕を待つ」は2020年6月からのお届けになります。

本日5月20日(水)20時からご予約を開始します。

予想よりもご予約が多かった場合、人数制限をする場合がございます。

明日の20時になりましたらシギのブログから

BASEのサイトを載せますので、

そちらからご注文してくださいね!

 

新曲を弾き語る「道」公開です。

今年入って春前くらいに作った曲です。

19時には明日から発売される新しい試みの発表をここでします!

 

「道」 作詞作曲 シギ

 

ずっとひとりきりで生きてきた

誰かに甘えるのが苦手で

ひとりで頑張るほうが楽と

僕は僕と生きてきた

 

恋人の胸で眠る時も

僕はいつも未来を見ていた

誰かに幸せにされるより

自分で掴みとりたかった

 

ちゃんとできない 自分を責めて不安をかき消した

強がらなくちゃ 弱音を吐けば 倒れてしまいそうで

 

もうだめだと思うことなんて何度でもあった

そんな日を何度も 乗り越えて

ここまで生きてきた うまくなんてやれないけど

それでも生きてきたんだ 遥か道は続いている

 

ふとしたときに思い出すんだ

昔あった嫌だったことを

ふとしたときに不安になるんだ

先のことを考えると

 

過去や未来を生きることなど

できやしないってわかってるだろう

今この時に集中するんだ

今やれることだけやればいい

 

怖いと思えば 思うほどに もっと怖くなって

うまくやらなきゃ そう思うほど 踏み出せなくなるから

 

どうか心の中の僕よ 許してほしい

今までずいぶん苦しめてきたこと

辛くても頑張れと まだやれるはずだと言って

気づかずに自分を追い詰めてた

 

失敗したっていいさ うまくやれなくたっていいさ

またやり直せばいいさ 何度だって

この先もつまづくだろう 何もできないときもあるさ

それでも生きていこう いつか笑い話にしよう