幸せの使い回し

その輝きに心を踊らせ笑っていると

逆光で私が暗く見えなくなる

光を取り戻すように

意味を吸い込んで言葉を書き出す深夜

このあと沈黙の海に深く沈み込む

水槽の泡が流れる音だけが響く

常夜灯が満月のよう

目を閉じて

今日微笑みをくれたものたちを思い出す

幸せは作り出す 使い回しでかまわない