今だけ

作詞・作曲 シギ

「今だけ」

 

午前0時山手通り

アスファルトが暗く冷え込んでる

メーターの針振り切れるくらい

アクセル踏み込み夜を駆ければ

誰にだって隠している欲望に笑顔の仮面して

星より眩しい街の灯りに本当の気持ちが照らされそう

 

わかりきった常識など

やたらと振りかざすのはやめて

今僕が君にしたいことはまるで映画みたいに画になる

だから今夜 今夜だけは誰からも縛られず生きたい

不自由な思いを振り解いて

もっと奥まで僕は知りたい

 

昨日も明日もいいから愛して

 

今 僕だけを見ていて

邪魔者がこないうちに

隠れてキスして

指先から心臓まで

 

愛想笑いを捨て去って

東京の隅で二人になって

僕だけを見て

頭から足の先までここにいる君を感じたい

昨日も明日も触れはしないの

過去も未来も触れはしないの

 

今 見つめあう僕ら喧騒も聞こえない

わがままを聞いて

もっともっと遠くまで僕を連れてって

誰も知らない場所まで

明日の仕事も携帯の通知も無視して

今だけ