言葉が喉から先に流れずに
飲み込んで心に留まる
正しくないという事を
私は きっと君も 知っていながら
ただ水があそこの川を流れ行くように
止めることなど出来ずにいる
物語は短編 永遠とは無縁だろう
きっとそう生きてきたのだろう
私はそう生きてきた
明日にはまた別のニュースが世間を賑わす事だろう
あさってには今日の天気予報と違う天気が待っているかもしれない
歩かなければいけない 道が開かれる限り まだ見ぬ繊細な心のために
その者の慰みのために 前進のために
行かなければいけない 勝手にそう思っている
野暮だ
心はとても言葉では表せないね
だけど信じていたいのは今ある自分の心さ
ひとはひとりだ どこまでいってもひとりだな
だからこんなに求めるのか
ひとを
濁りがありすぎて 混沌としていて 雑音ばかりの
騒がしく寂しい都会のなかで
君と交わした口付けのように