夏の憧れ

憧れは 恋心に似ている

遠い昔の出来事

思い出すたびに心が凛とする

その厳しさ その強さ その愛の深さ

あなたが生きているのか死んでいるのか

それすらわからない

私の一部はあなたで出来ている

だから命の終わりはあなたの終わりではない

あなたが教えてくれたことのひとつ

想いは命を超えるということ

自分の想いに真摯に取り組むということ

目の前の愛を育むたびに

私は少しずつ本来の自分を取り戻していく

そして

あなたに恥じぬ私になれてきていることを感じる

夏はなぜかあなたを思い出させる

人生の師。