君の声が聴こえる

絶対に届かない

君の背中にこの手が届くことはない

僕らは別々のレーンを走っているから

それでかまわない

僕は君の背中を見ながらこのレーンを走るんだ

霧雨で先が見えなくても

その先に君が走っているだろう

だから僕はこの道を走ることが辛くないんだ

未来から君の歌声が聴こえる

早くこっちへ来いと