てんぱりがーる

いつも行くスーパーでの話。

 

前によく行っていた地域密着的なスーパーがあるのだけど

そこの店員さんは私が買い物するたびに話しかけてきて

それは嬉しいのだけど

毎回私の髪の色のことだけを話題にしてくるので(多分それしか話題がない)

ちょっとめんどくさくなって最近は行かなくなっていた。

 

制作してるとあんまり人と話したい気分でない日もあったり

でもそれ以外は基本的に人と会話するのが好きなので

そのメリハリが自分でも難しかったりする。

普段楽しそうに話していた相手がそうじゃない表情になっていると

気を遣うだろうなと考えると色々めんどくさくなって

結局そこからは遠ざかってしまった。

私ってこういう所すごい他人に気を遣ってめんどくなってしまうのだ。

 

なので最近は他人行儀的にやってる大きいスーパーみたいな

基本店員さんが話しかけてこないスーパーを選んで行っていた。

 

ある女性店員さんに会計をお願いするときに

その人は「レシートいりますか?」と毎回言ってくるのだけど

毎回私は「いります」と答えていて

その度に怪訝な表情で私を見てくるので

「そんなに俺はレシートがいるように見えないのか、嫌われてるのか」

と思っていた。

 

そんな日が過ぎていったある日のこと。

髪を切ったばかりの私はいつものようにスーパーに行くと

その店員さんにあたった。

会計まで待っていると店員さんが私に

「髪、染めました…?」と言ってきた。

 

私は毎回睨まれるため嫌われてるのかと思っていたので

それがちょっと嬉しくて

「染めた♪(はあと)」と返事した。

そしたらその直後、店員さんが私の渡したお釣りを落としたり

いつも聞かれるレシートがいるかの質問もせずに

レシートも渡されず会計が終わった。

店員さんから話しかけてきたのにてんぱってかわいい…となった。

 

睨んでるつもりないのに人からそう思われてるという人がいるけど

この店員さんもそんな感じだったのかなあと想像する。

 

その後で、

店員さんと話さなくてすむようにこのスーパーにしたのに

また話しかけられてしまった!!!!となった。

しかしそれからというもののスーパーに行ってもその店員さんがいない。

辞めてしまったのだろうか。

最初で最後のコミュニケーションと思うとちょっと寂しい気もしたり

しないでもない。しないんかい。

それでもかまわない

ざわめきながらも眠りにつくと

君が夢に出てきた

それだけで心がやわらいで目が覚めた

僕は孤独に生きる

目的に全てを捧げているから

それ以外今は何もいらない

自分の心も体も全てを捧げたいから

僕は孤独に生きている

けれど僕は独りではない

心の中に君がいて

強くなれるような気がする

君にまた会えるために

僕は強く踏み出せる

おかしいよね

きっと僕だけなんだろうな

夜はどこか秋の気配がする風

まばらで どこか浮き足立つ人たちのなかで

僕はひとり前を見て歩く

ただ歩くだけ 立ち止まりもせずに今は

イヤホンをあてる

君の声が聴きたい

きっと僕だけなんだろうな

それでかまわないんだ