祭りのあと

散歩しているとお祭り帰りの人たちを見かけた。

 

どこか浮き足だっている雰囲気。

手を振りながら笑顔で別れる人たちや

コンビニの前や公園で座って飲む人たち。

いつも以上に混雑していて

みんな楽しそうでそこにいるだけで私も幸せな気持ちになる。

 

人の気持ちって伝染すると思っている。

喫茶店で楽しそうにお喋りしている恋人たちの笑顔も

ひとりで読書しながらのんびりしている人の和やかな雰囲気も

はしゃぎまわって飲んでいる人たちの明るさも

そういう光景を眺めながら自分の中にもその幸せが流れ込んでくる。

その気持ちを味わう。

 

そんで私は中都市が好きだなーって思った。

休日になるとそこそこ人が出て

でも平日はそこまで混雑していなくて

いつも駅前は人の喧騒を感じることができる。

人のエネルギーを感じるのが心地良い。

 

大都市は人が多すぎるので疲れる。

前にこんな綺麗な海がある場所に住んでみたいなと思って

行ってみた場所は人がいなさすぎて

確かに海は綺麗だったけど寂しい気持ちにもなった。

人がいないからこそ通りすぎる人が

ジロジロ見てきたりして居心地も悪かった。

 

私となんの関係もない他人がそこそいる場所が好きだ。

たまにその他人と会話を突発的に交わしたりしながら

基本的には干渉しあわないような

そういう場所が好きなんだなあと感じる。

干渉しすぎず好き勝手みんなが生きているのが心地良い。

でも何かあったら助けるよ、みたいな距離感が普段は理想なのかも。