復讐

君の凶暴さに触れると

この世界の底に触れるように呼吸ができる

正しさと道徳の積極臭さは

コンビニの照明の眩しさのように鬱陶しい

そんな奴らの鈍い感性の足元で

蟻のように潰された人達がいる

君の凶暴さに触れると

この世界の底に触れるように呼吸ができる

この世界の澱みを叫ぶ

私と君は似ている

私はあの無念達を弾に込めて撃ち抜きに行く

これが正しいと思われる必要性は私にはない

何もされずに 何の温もりもなく

悪意の雨に打たされ 何の救いもなく

散った命達を憐れんで終わらせる事はしない

生きているものがしなければならない事がある

私はそれをする