アカデミックハラスメントと呼ばれるものをご存知でしょうか。
大学による権力の濫用や不適切で不当な言動により
学習に支障をきたすことなどを指します。
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Xのアカウント名:じょるじーにょさんは、
大学の授業がきっかけとなり回復しつつあった複雑性PTSDが悪化し
現在入院を余儀なくされています。
ここでは大まかなことしか書けないため
気になった方はじょるじーにょさんのXをぜひご覧ください。
幼少期から過酷な生活を送り、
精神的に病みながらも通院を続けることで
回復状態にあったということですが、
そこから大学生になり授業中の
ある教授の態度がきっかけとなり病気が悪化。
威圧的な態度をやめてほしいと
自身の状況と共に伝えるも改善されることはなく
じょるじーにょさん側からの提案も受け入れられず
また彼の担当医師や相談先のNPOから協力を得るものの、
大学側の返答は「大学側に問題はない」という結論を出しているという状況です。
現在じょるじーにょは
食事をとることができない状況にあります。
そのため訴訟をする気力、体力がもたないため
弁護士を立てず示談をしたいという希望をもっています。
現行の制度ではハラスメントに対する損害賠償は
治療費にも満たないほど小額にとどまることが理由です。
彼は自身の傷を常に軽視され、
侮辱を受けると感じる行いが続き
心身共に疲弊した状態にあります。
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現在、ハラスメントなどの問題が起きた時に
個人と企業や大学では相手にならないほど
大きな権力の違いがあるため
問題が軽く扱われることが多くあるようです。
被害を受けた方が助けを求めても放置され、
藁をもすがるようにSNSで助けを求めると
今度は名誉毀損で訴えられるという
力のない個人にはあまりにも不利で理不尽な状況が
彼だけではなく様々な場所で存在しています。
このような企業や大学などの対応は
私のような第三者の目から見ると、
面倒な人を小さな箱に閉じ込め弱らせ諦めさせるのを待つ
というやり方をしているように映ってしまいます。
そして昨今のSNSは小さな力も数が増えれば
大きな力となる可能性があるため
そうなる前に問題が起きたとされる大学側の良心が
少しでも早く実行に移されることを願っています。
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私は自分の卒業した大学が大好きで
そこでの教えは「小愛ではなく大愛で生きる」というものでした。
今回私がこの事を書いたのも
自分や身近な人だけを可愛がるという小愛ではなく、
自分に関係がないように見える人も
その人が苦しみ困っていたのなら
何か小さなことでも自分ができることをすべきだという
大愛に基づく信念であり
それは大学在籍時の先生の教えがあるからです。
私にとって大学という場所は、授業をするための場所でも
就職先を見つけるための場所でもなく、
「人としてどう生きるべきか」という心を教わった場所です。
じょるじーにょさんの大学と私の行った大学は違う場所ではありますが、
大学という場所は本来そういう場であってほしいと願っています。
この件で、じょるじーにょさんの願いにお力添えを下さる方がいたら
署名運動が開始されているので、ぜひ下記URLより署名のほどお願いします。
そしてこの事について何かアドバイスなどしてくださる方
このような問題について経験や知識がある方は
ぜひ下記のメールアドレスにご連絡ください。
info@shigi.net
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最後に、
彼は決して踏み潰された弱い人間ではなく
自尊心を踏みにじられた事実と戦う
私からしてみれば痛みを誤魔化しなかったことにするよりも
よほど強く逞しい存在だと思っています。
苦しみのあまり沈黙する人たちの希望となるのは
彼のように声をあげる存在です。
幸いといっていいのか、被害にも加害にもあっていない
第三者の私たちができることは(あなたももしそうなら)
理不尽に苦しい目にあう人たちにたいして
良心を使って何か自分にできる行動をすることではないかと思います。
リスクを伴うことが恐ろしかったり、
時間や余裕がなかったりする方もいらっしゃると思いますが、
私は署名やこういう事を周りに伝えたりすることなど
小さい行いですが、積み重ねていきたいと思います。
引き続き、彼に対して私に何か出来ることがある限り
協力したいと思っています。