今年最大の懺悔

しげしげとアリを観察していると

巣が作られていた!!!!

感動したのも束の間

 

その後に部屋の掃除をしていたら

アリのケースを見落としていて

倒してしまった

 

ああああ!!!!と声をあげるも

地道に作られた巣は

巨人女の一撃で崩壊し

巣の中にいたアリが悲鳴をあげていた

 

なんてことをしてしまったんだ…

 

もうどうにもならないそれに後悔と罪の意識を抱きながら

どうしようもないので

カッターで切れ込みをいれたペットボトルに

ケースの土とアリを広げてだし

可能なかぎりのアリを救出した

 

そのついでに前にいれてた土は

土というより砂で大きめで巣が作りづらそうだったので

細かめの土をいれた

そしてお詫びにアリが好きだというハチミツを買った。

 

その後、観察していると

ケースの天井には空気穴が小さく空いているのだけど

そこからアリが逃げ出しているのを発見した。

床を見ると2匹くらい逃亡していた。

それをせっせこ捕まえてケースにいれては

アリは空気穴から逃亡を試みるので

この不毛なやりとりに終止符をうつため

ついに空気穴にテープを貼ることになった。

 

しかしそうすると酸素補給ができないので

数時間おきにケースを開けて酸素を取り込むという

めちゃくちゃめんどくさいことをしている私。

酸素を取り込もうとすると

アリが騒いで逃げ出そうとするので

「そんなに私の作ったケースが気に入らないのか…」と

落ち込んでいると、

その後観念したのかアリが巣を作り出したのでほっとした。

 

君と出会わなければ

君を味わう

その香り

全てが私の喜びを満たす

けれどそれは罪と背中合わせ

君に出会わなければ

その苦しみを味わうこともなかったのに

罪との逢瀬

限られた時間のなかで

君の味を刻みつけるように目を閉じる

 

もちもちのお米にまぶされた胡麻の香ばしさ

それを頬張るとたどり着くあんこのほどよい甘さ

咀嚼するたびに広がる柔らかい餅と胡麻のプチプチした食感

ずっと見ては通り過ぎるだけの存在だったけれど

こんなに美味しいとは知らなかった

ごまだんご

君、絶対、揚げてるでしょ…しかもサラダ油で…

それが故の罪の美味しさ

 

かわいまるまるに胡麻の服を着たその見た目

柔らかさとプチプチの食感

胡麻の香ばしさが鼻をかけぬけ

ほのかなあんこと餅の甘さ

料理はまさに五感の芸術や!と思いながら食した

君を毎日は味わえない罪の味