jojiがカムバックとなるシングルを出した。
イントロの歪みからかっこいいなぁ。
年に1度か2度くらいでやってくるjojiを推すブログ。
今回もお付き合いくださってえ。
私がjojiで一番ドストライクにきたのは
「SLOW DANCING IN THE DARK」なんだけど
MVで一番グッと来るのは(前も言った気がするけど)
なんといっても「Glimpse of Us」
数あるMVの中で1番好きかもしれない。
2番目はSLOW DANCING IN THE DARK(どっちもjojiやないかい)
人によって再生できないと映るものもあるがURLをクリックすれば見れるはず↑
頻繁に映し出される中指を立てる人。
乱れきった荒々しい生活。
警察に囲まれパトカーに追われ。
近隣住民からは怒鳴られ。
どこへ行っても迷惑者扱いされる。
危険な運転をしたり花火を打ち上げたり。
殴り合いをしたり。
何も考えてない若者に見えるようで
時折映し出される「寂しい」「助けて」という言葉。
自分の頭を拳で殴る自傷や
頭を抱えてナーバスになっている映像。
私は全然こういう生き方はしていないけど
それでもこのMVを見るたびに胸が締め付けられる。
自分の中にある”誰とも共鳴しない部分”が
彼らの姿に投影されるからかもしれない。
何もうまくいかない生活
仲間といても消えない孤独感
常識を外れれば外れるほど敵は増えていき
けれど常識にコミットすることもできない
押し寄せる苛立ちや苦しみの行き場がないから
色んな破壊行動にでて紛らす。
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私が思うjojiのイメージは
パーティー、馬鹿騒ぎ、憂鬱と孤独。
日本ではあまり浸透してないけど
世界中で熱狂的な人気がある。
それは不良やギャングなど
生まれた時から家族関係や治安や景気など
何かしらが破綻していた末にいきついたはみ出し者の生き方や
移民2世などどこにも自分が明確に帰属できる場所がないような気持ちや
かたや一般的な環境に生まれ落ちた身でも
何も不自由なく表面的には満たされた環境ながら
良くも悪くも他人の状況や干渉や情報を
四六時中浴びる時代だからこそ
多くの人の中にある他人には見せない心の欠落に
jojiの音を重ねている人が世界中にいるんだと思う。
欠損を欠損のまま癒してくれる存在がjojiなのだ。
それは女神的幻想で女性が背負わされてきた(期待された)役割でもある。
癒しや受容の存在として消費されてきたあまりに長い過去がある。
けれどそれを令和の今は男性であるjojiが担っていることに時代性を感じる。