愛するというのは”する”だから”DO”ということで
想いだけではなく行動・実践が含まれるのなら
自分が一番今まで愛をしたのはめるちだなと思う。
そこにいるだけで、それ以外には何もいらない。
見返りを求める気持ちが1mmも入らない。
執着も嫉妬もない。
そこにいるだけで何もいらないけれど
こちらは四六時中面倒をみる必要はある。
与えるばかりで、物質的に与えられなくても
十分そこにいるだけで与えてもらっているものがあると感じられること。
生まれて何ヶ月かから亡くなるまでの十数年。
若い頃は私が外に出ていても大丈夫だったけど
介護が始まると予定をいれるのもめるが中心になる。
自分しか世話をする人はいないのだから当たり前だけど
生活の仕方もガラッと変わってしまうのだなと思った。
その数年の介護生活を終えて、再来月にはめる一回忌になる。
亡くなってからの一ヶ月くらいはかなりきつかった。
人によっては親を亡くすよりダメージをくらう人もいるそうだ。
でもめるのお世話をすることで
見返りを求めずただそこにいる存在の面倒をみきるという
自分にこんな責任感があったのかということを教えてもらった。
純真な愛の経験は、めるを通して学ぶことができたと感じる。