スポーツマンの中には
自分の競技を色んな人に知ってほしい
広げたいという気持ちで行動している人がいる。
それはその競技が存続していくために
必要なことだからという理由もあると思う。
一方で、音楽は当たり前になりすぎているので
音楽を色んな人に知って広げたいという人は少ない気がする。
私自身もそういう気持ちを持つことはほぼない。
それくらい当たり前に存在しているから
贅沢なことともいえる。
連休になるといつも大音量で音楽を聴いてる家がある。
いまだにその家がどこかはつきとめられていないのだけど
とにかく大音量。
空気に振動してる感じで、低音だけがぶーわっぶーわっみたいに。
しかも一時間とかじゃなくて、結構一日中鳴り響いている。
ある日の連休に家の外に出た時、
その大音量が聴こえた時、普通の人は違うと思うけれど
私はなんだか嬉しい気持ちがした。
私は車で大音量で音楽を聴いてる人にもどこか嬉しい気持ちになる。
もちろん救急車とかサイレン聞こえないからそれは良くないんだけど。
個人的に、色んな刺激がある時代に
音楽を大きな音で聴きたいっていうのは
音楽がそれだけ好きっていうことだろうから
自分が音楽をやってる身としては
そういう人がいるのを感じるとなんだか嬉しいなという気持ちになった。
と同時に、これってスポーツマンの
色んな人にこの競技を知って広めたいというのと
同じではないけれど近いのかなと思った。
別に自分の音楽じゃなくてもいい。
色んな遊びや刺激の中で、音楽を選んでくれることが嬉しいなって。