求めるが恋

死にたいくらいというのも

死ねるくらいというのも

どちらも素敵なものだな

追い求めるという点において

 

自分を隠して生きていく生活のなかで

そういう本当の顔がひとつでも出せる出来事があるなら

心が動く衝動があるなら

それが人と人との間で起こる心の揺れならなおさらに

素敵なものだな

死にたくなるほど誰かの心を追い求めるような恋をしたことがあるかい

恋が

それは遠い夏の強烈な日差しのような

 

そんなことを考えていた