敗北を知る強さ

勝ち負け以上に、挑戦していることそれ自体が尊い価値なのだと

天心選手を見ていて思った。

 

対戦相手の井上拓真選手は

これ以上負けるわけにはいかない試合で

天心選手は一度も敗れたことのない選手で

どちらにとっても大切な試合で

大切じゃない試合なんて誰にもないと思うけれど

 

その中で結果、拓真選手が勝った。

絶対に負けるわけにはいかない試合で。

 

戦う人間が好きだ、さらにそう強く思った。

チャレンジし続ける人間が好きだ

何回でも自分を超え続けようとする人間が好きだ

成長へ向かう人間が好きだ

何度でも立ち上がる人間が好きだ

自分自身のために、誰かのために。

 

課題のある人生は面白い。

悔しい人生は面白い。

負けたら、そこからまた始まる。

勝っても、まだまだ先へ積み重ねていく。

 

人生はどんどん面白くなる。

面白くしていく。

花が咲く瞬間

ライブを頑張ったらあとは楽しみばかり…

と11月初旬は思いながら生きていたその時がきている!

 

そして今日は寝不足。

3時半からUFCで堀口選手の試合。圧巻の勝利!!!

9年ぶりの復帰戦での勝利。

大切な人の死や再起不能なんじゃないかと

思われるくらいの大きな怪我を乗り越えての勝利。

感動しすぎた。

日本中の格闘家が眠い目こすりながら見ていたと思う。

 

堀口選手のインタビューで

30代半ばになることを問われると

「何歳だからどうのこうのじゃなく努力した奴が勝つ」

と言っていて胸熱だった。

それ以外にも試合後のインタビューでの

「緊張はしない。自信があるから」というのもかっこよかった。

 

格闘家の選手を見ていると

淡々とした努力を積み重ねることの大切さを感じる。

短い試合時間のためにコンディションや練習を仕上げるのと

短い演奏時間のために積み重ねた自分の日々を身近に感じて

気持ちが高まる。

私にとってすごい人は、みんなそう生きているんだってことに。

 

そしてその後は夜に浜崎選手の試合。こちらも勝利!!!

いやあああああ泣いた。

女性の格闘家で大好きな選手。

RIZINで知って最強の選手だったんだけど

世代交代を思わせる若くて強い選手に敗れ

その後の別の試合でも敗けが続いたなかでのこの勝利…。

 

どちらの選手もファンからすると

自分ごとのように緊張と不安のなか勝利を願って祈って

自分ごとのように敗れたら落ち込み勝ったら泣いて喜び

人間であることの喜びのひとつがこの瞬間。

 

そーしーてー

月曜日は天心選手の試合で!

来月は井上尚弥選手とRIZINだああああ。

年末まで楽しみが続くううう。

見えない優しさ

ライブの数日前のことである。

電車に乗り座っていた私。

朗読を覚えるために必死で心の中ブツクサ唱えていた。

すると隣に座っていた男性がいきなり立ち上がり

男性の目の前にいた女性が謝りながら腰をかける。

「ほや!?(貝のことではない)」と思ったが

どうやら気分が悪くなってしまったようだ。

 

全然気づかなかった…なんたる不覚…

 

私の隣に座るその女性は

スマホの電源をつけたかと思えば

俯いて眠るような状態になり

また目覚めて電源をつけては…みたいな状態だった。

 

私も前に電車で座っていて

気分が悪くなった当事者なのでわかるが

こういう時って周りの対応が難しい。

席に座る以外のことで出来ることはなにがあるだろう。

「大丈夫ですか?」とみるからに大丈夫じゃない人に声をかけても

声を返したり愛想笑いをするのもキツイかな…と思ったり

水をかってきても荷物が多いしさらに荷物にさせちゃうなぁ…とか

色々頭でぐるぐるしてしまって

歯痒い気持ちになる。

 

しかし心配がまさって、

女性がLINEを誰かに打ち始めたのを横目で見る。

「きもちわるい。。。」と書かれていた。

何か病気があるとかどういう状況なのかを確認したかったので

気分がいきなり悪くなった私と似た感じなのかな?と想像。

 

それから彼女がようやっとLINEを打ってる内容から

誰かが近くの駅まで迎えにきてくれるそうだった。

それで一安心した。

 

私の隣に座っているその女性の隣に座っているのは

サラリーマンのおじさまだった。

そのおじさまの顔をふっと見ると

おじさまも女性のスマホをガン見していた。

多分おじさまも「大丈夫かな?どういう感じなんだろう」と

心配していたんだと思う。

 

そして最寄駅につく。

歩けなさそうだったら声かけようかと思っていたが

思ったよりちゃんと歩けていたので改札まで後ろから見送る。

 

それにしても席を譲ってくれた人はもちろん

その女性の両脇に座っていた沈黙の人々も

彼女の心配をオロオロしていたかと思うと

世の中ってこういう沈黙の優しさたくさんあるんだろうなぁと

心があったかくなった。

胸熱感謝2

自分の昨日のライブについて…

昨日は正直自分のコンディションのピークが

リハ後に来た感覚があり、個人的に非常に悔しい内容になった。

しょへすん、こうちゃん、しげちゃんの演奏はとっても良かった。

みんな楽しんでやれて学びもあったみたいで嬉しい。

 

私個人だけ点数つけるなら厳しいけど30点くらいだなと思った。

これには明確に学びとなった要因があって、

1つは練習が後半に集中してばててしまったこと。

本番の2日前に個人練、前日にバンド練&個人練、

当日にバンド練&ライブハウスリハ&本番

これが非常に体力を削ったんだなと思った。

移動距離も多かった。

 

2季で秋がないから体調を崩す人が多いとは聞いてるが

体調はめちゃくちゃに気をつけてたので

感染症などは幸いまぬがれていたものの

やはり気温差か気圧か寒さかプレッシャーか

11月初旬中旬はうまいこと気分をセットするのに苦慮した。

その焦りでか、取り戻そうと後半が練習量過多になったんだろうな。

 

リハで燃え尽きた感が出て、疲れて眠くなり力が入らずで心配だった。

試合もそうだけど当日は炭水化物多めの脂質少なめをしていたけど

持って行った塩おむすびとこれはちょっと肉をとった方が良いかもと

タンのソーセージ的なのを補給。

カメラマンで来てくれたさくぽんとしょへすんと喫茶店で紅茶飲んで温まる。

ライブ終わってから思ったけど、

こういう時にはむしろ少量で焼肉とかを食べたらどうなったんだろう、と思ったりした。

(前に貧血になった後に焼肉食べたら元気もりもりになったもんで)

ライブ直前はスポーツ前に飲むようなゼリーとこまめな水分補給を。

 

朗読は前回より量を減らしたものの、季節的な気分を持ってくのに苦慮したため

やはり直前までプレッシャーを感じながら覚えていたが

なかなかな出来だったのでそれは一安心だった。

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今のシギのライブや曲って個人的には

レモンを直で齧るような濃度と刺激がある部分があるように思うんだけど

この先はもう少しそれに炭酸水が入ってくるように思っている。

踊りたくなるようなノリのある曲が出てきて

バラードもしっかりやろうかなと思っているので

パッションと感動がシギの代名詞になるかな、と想像している。

パッションの先に感動があるといってもいいかもしれない。

ライブが終わった今日からさらに歩みを進められるので頑張る。

 

しかしこの感じでライブをしたら30分以上のライブに到底耐えられない。

より一層の持久力が必要になるけれど

それ以上に、重さのあるプレッシャー感のあるライブの

パッケージも変わる可能性が大いにあるというかそうなるので(でも動きはもっと増えそうなので持久力は必要だ)今後のライブのパッケージ内容について考えるのにも

こうして実践を踏まえ経験を積んでさらに修正を重ねていくのが大きい。

今の曲はめちゃくちゃ声を張り上げるのが続いたりしないので

喉には優しい。

 

こんなことをひとりでやっている気になっていたって、

横や後ろにはその音を演奏してくれるメンバーがいて

その音をさらに良い環境で出してくれるライブハウスの方達がいて

目の前には交通費やチケット代や何より時間を作ってきてくれるお客さんがいる。

何よりもそういう人と人の中で私はやっているんだ

という実感を強く持てたので本当に胸熱感謝な時間だった。

大和さんの努力に勝る力なし!みたいに、感謝に勝る力なし!と思った。

 

結局私がひとりであーだこーだ思ってやっていることも

自分が生命のエネルギーを爆発して使いたいという欲求もさることながら

目の前の人の笑顔や元気や情熱や生きる栄養に繋がってほしいからなのだ。

そのつもりでやって、結局目の前の人の笑顔に励まされるのだ。

なんて素晴らしいんだろう。

 

私は最初に30点くらいの自分のステージングだったといったが、

これはネガティブな意味ではない。

それだけ自分が思い描いている自分像がすごく遠くにいるんだなと思った。

そして、今の自分はまだその場所に全然到達できてないんだと痛感した。

それがある意味では気持ちよかった。

まだまだ現実のお前なんてそんなもんなんだ、と自分に思えたことが。

まだまだだ、というのは本当に好きなんだ。

だって、まだまだだってことは、まだまだやれることがあって

まだまだ良くなるってことだから。

そんな人生は面白い!!!!!!

 

なので、課題満載、でも学びも満載に終わった今年最後のライブが

それでいい!!!!それがいい!!!と思えた。

何も思い残すことはない!!!よりも、余白をもらえた気がするからだ。

まだまだやりなさい、やり続けなさい。そのための余白を。

 

ちなみに、イベント後に町田さんと少しやりとりをしていて

町田さんから「どれくらいの練習を重ねたらあのようなステージができるのか」と

仰っていただいて、自分の日々やっている事が伝わるんだな

それも私にとって大きな薬である町田さんにそう見てもらえた事が嬉しかった。

 

私のライブ前、町田さんが演奏されていた「ずっと16歳」を

何回も聴いているのに

「這いつくばって生きる人」

「どちらも正しかったんだ どちらも美しかったんだ」

この歌詞でライブ前なのにめちゃくちゃ泣いた。

多分、その時の自分に非常に刺さったんだと思う。

また町田さんと同じステージに立つ時に、

今の自分よりももっと良い自分で立てるように精進しようと思った!!!

 

つまり、俺はまだまだやるってこと!!!!!!

ぃよろしく!

 

胸熱感謝!!!!

新宿マーブルにお越しいただいた皆様、ありがとうございました!

ごたごたしすぎてこの写真しかとれなかった!!!

 

一夜明けた今日…解き放たれた感がすごい…

まずなんといってもこの場を企画してくれた宮田真面目ありがとう!

昔からの付き合いだけど一回空白時間を経て

こうしてまた一緒に演奏の場を作ってもらえたのも

宮田丸のおかげ。

そして学年だと宮田丸が一個上だと知った…パイセンだったんか!

ドラムのmieさんとシギでドラム叩いてくれたこうちゃんと私もタメなので

年齢タメがいつもよりいるとちょっと嬉しい。

共演者の皆様、新宿マーブルの皆様ありがとうございました。

 

シ組のみんなが私のライブ前に円陣を組んでくれてたらしくて

その話を聞いて笑ったし嬉しかったなあ。

今度は私も参加したいなあ!!!

シギギターのしょへすんのお子をシ組のみんなと眺めて

本当に親戚のような人たちだな…と胸熱感謝溢れましたわい。

人生ってそれぞれ色々あって岐路が変わることもあるけど

どんなに変わっても私はこの時間の温かさ

この方達の温かい眼差しを忘れないだろうなって思った。

それがあるだけでパワーになるんだ!

 

それ以外にも、昨日は海外の方がライブを見に来てくださったり

とある方の恋人を紹介してもらったりと

心温まる時間が多かった。

 

多分これは間接的にも宮田丸の企画だからなんだと思う。

町田さんと再会したのも去年だったかの宮田丸の企画で

その時も今回も、宮田丸の企画ってあったかいんだよな。

優しくて、温かくて平和。

企画者の人柄って本当にイベント内容に出るなと思う。

 

長くなるのでシギのライブについての感想はこの次に。