ピンチに助けてくれる人。

中高大の頃、私は皆無といっていいほど男友達がいなかった。

中学の頃からライブハウスに行っていたため

自分よりも年が上の男性と接することが多くて

同い年の男性と何を話せばいいかわからなかったのが大きい。

 

そんな私が中学の頃に授業を受けていると

間違えて携帯の音が鳴る仕様になってしまっていて

着信音が鳴ってしまったのだ。

 

学校に持っていくのは禁止されていて

見つかったら没収のため

「やべー終わったあああああ!!!!」と思ったら

私の着信音に気づいた男子生徒のひとりが

「あー!!おっほん!!おっほん!!!」と咳払いのようなものをして

周りの男子生徒も続いて「あーあ!!」と大きなあくびをしたり

なんと周りの男子生徒が先生にバレないように

大きな声を出してごまかしてくれたのだ。

 

さいわい先生は近くにいなかったこともあって

「???なんだおまえら???」みたいな感じでバレずに

ことなきを得たことがある。

 

普段全く話したりしないのに助けてくれて

あの時は神様仏様男子生徒様に見えてすごく嬉しかった。

 

なぜか今日そのことを思い出して心がほっこりした。

そのかばってくれた人たちの名前も顔もほぼ覚えてないくらい

その後も交流がなかったわけなんだけど

何十年も経てもちょっと面白くてそして嬉しく温かくなる思い出を

作ってくれたあの人たちには感謝だなぁと思った。

みんなが幸せに暮らしていますように。