弾き語りアルバム「僕は寂しかった」

弾き語りアルバム「僕は寂しかった」

10曲入り ¥2,000

(収録予定曲)

歌うか死ぬか

越えゆけ、声ゆけ

共に響け

生きている証

君が欲しい

愛の詩

線路上の芸術

普通のひとが普通にできることが普通にできない

生きる

 

寂しさは人を怒りに駆り立てる。

誰でも良かったと無差別に人を殺める人。

理不尽な事で怒鳴り散らす老人。

心の底には、当人達さえも忘れてしまった孤独が張り付いている。

あの頃僕はずっと寂しかった。

僕は叫んだ。

耐え忍びながら生活している時には出せないような大声で。

僕は寂しかったし、様々なことに怒っていたし、疑問に思っていた。

毎日の中ではそれを口にする人はあまりいなかった。

物分かりの良いものが、収まりの良いものがちゃんとした人とされているように見えた。

けれど僕はそれらがいつも不満だった。

 

どうして皆、目先の安定と幸せばかりに目をやり

本当に不安な事や苦しい事やおかしいと感じることを感じきらないのだろうかと。

子供の僕からは大人は誤魔化しながら生きているように見えた。

 

あの頃と今の僕の強引とも言えるような荒々しさを君に送る。

そしてこの場を借りて、

自分の心に嘘をつけずに不安や苦しみを感じながらも

懸命に今を生きている美しい君へ以下の言葉を送る。

 

生きることは絶望だろうか。希望だろうか。優しさだろうか。

落胆だろうか。嫉妬さろうか。憎しみだろうか。愛だろうか。

 

安定ばかりを、優しさばかりを、光ばかりを欲するな。

君は臆病でも、弱虫でも、可哀想な人間でもない。

 

君が倒れるのは、君が起き上がるからだ。

君が悲しむのは、君が希望を持っているからだ。

君が孤独なのは、君が憧れを持っているからだ。

君が怒るのは、君が理想を持っているからだ。

君が狂おしいのは、君が情熱を捨てないからだ。

君の心にある純粋のために僕は歌い続ける。

君の心にある純粋にいつも僕は語りかける。

 

君の声にならない叫びの全てを僕は愛している。

その先が絶望だろうが希望だろうがそんなのは大した問題じゃない。

 

怒りや悲しみを退けて認めようとしないものは

夜など存在しないといい、朝の存在のみを主張するようなものだ。

雨など存在しないといい、晴れの存在のみを主張するようなものだ。

 

それで本当の幸せは感じられるのだろうか。

それが僕らの限りある人生を豊かにするというのだろうか。

全ての花には、草には、大地には、雨など存在しない方が良いというのだろうか。

いつも光に照らされていることが、望ましいというのだろうか。

僕は何もない大地から芽吹くささやかな命の誕生を愛したい。

小さな灯りを頼りに暗闇の中を不安にも旅する勇気を愛したい。

自分の過ちや小ささや愚かさから目を背けずにいたい。

そんな自分を認めて少しでもよくしていきたい。

自分の中にある健気さや慎重さや情熱を愛してあげたい。

 

僕らにはいつも「今」が用意されている。

それは全ての生きとし生けるものに平等に与えられている。

どんなに奪おうとしても、誰にも奪えないもの。

 

そしてもうひとつ、どんなに奪おうとしても誰にも奪えないものがある。

それは心。僕らの心は本来はいつでも自由だ。

独裁者にも権力者にも支配者にも

誰にも奪うことはできない。

何を思うか、何を感じるかは、この心が自由に決める。

怒りたいや笑いたい時は声をあげ、

泣きたい時は涙を流し、落ち込んだ時はひとりになる。

どんな気持ちの時に何をしたいのか、本当は自分が決められる。

今をどんな心で生きていくか、それも本来は自由に決められる。

 

君が今虚しさを感じているのなら

君の心が君に何かを言いたがっている証拠だ。

君が今苦しさを感じているのなら

君の心が君に何かを言いたがっている証拠だ。

 

心の声に蓋をして、うわべの自分で生きていると

他人の意見ばかりを尊重していると

次第に何がやりたいのか、自分が何を好きでいたのか

何のために生きていきたいのか

人は簡単に見失ってしまう。

 

その心は何を伝えたがっているのだろうか。

その心の声に従い、その心で感じ、選び、生きていこう。

この先に待つ希望も絶望も喜びも苦悩も。

全てを味わい、その度にまた一歩踏み出し歩いていこう。

この先にどんなことが待っていようと。

僕は歌い続ける。美しい君のために。