欲深い人間

表現とはまさしく欲望のひとつなんだなと感じた出来事。

 

突然の告白だけど私はそんなに性欲がわかない。

なので異性に対して鼻息を荒くさせる人が不思議に感じる事があった。

音楽を聴いている時に快楽といって良いほど気持ちが高揚するし

その時間があるならもっといろんなことを

知りたいし作りたいという気持ちがあった。

 

最近聞いた知人男性(Aとする)と知人のパートナー(Bとする)の話。

A「男で異性を異性と意識しまくる人ってなんなんだろうね。

性的なことに執着してやりまくる人がよくわからないんだよね。

なんで頭の中が性的なことばっかになると思う?」

B「現実逃避してるだけでしょ」

というもの。

Bの言葉を聞いた時に

「なっなんと殺傷能力の高い言葉を仰るッ・・・」と思ったが

否定はしない。

私も恋愛に振り回されることで

自分の現実を見ない時期(その時は無意識だった)もあったので。

 

そしてその知人と話してた。

私「私はその時間でもっとやりたいことあるけどね」

すると

知人「我々は欲深い人間なんだよ」と。

それを聞いた時に、はっとした。

そうか!これも欲なのか。

音楽作りたい、絵書きたい、こんなライブしたい、

もっとこうしたい、あれもしたい。色々知りたい、なども。

 

人間の三大欲求の全てを

同時にかなえることはできないように(寝ながら食べるとか)

人の欲にはキャパシティがあって

私は表現欲と知的欲求が強いのかもしれない。(あとサボテンかわいい欲)

(あと美味しいご飯食べたい欲)(あと喫茶店行きたい欲)(あと)

性欲が強い人は欲を性に使っているだけであって

私と内容は違えど欲という点では同じなんだなと。

その欲の種類を自分は良いと思うかどうか

ただそれだけのことで

どっちが優れてるとか崇高とかではなく

私は単に今表現欲の方が良いし美しいと

自分に思っているだけの話なのだなと

私も私で欲深い人間なのだと感じたらなんだか色々腑に落ちた。