深くなっていく

感じるごとに

少しずつ落ちていくのがわかる

君はどう?

誰も誰の心に触れられない事を知っていても

もっと心の奥までいきたくなる

でも底なんてないから

奥までいけばいくほど

もう元には戻れなくなる

平静をひとりで装えないのは

完璧になれないのは

安らぎばかりでいられないのは

人間だからだ

苦しみと優しさが混合して美しい

憂鬱がどこか愛おしく思えるのは

君を愛したからだろう

嫌が応にも感じるよ

君がいないことにより生じる

孤独の代替はいらない

君の代わりはいない

この痛みを感じたままで生きている事が

変わらず想う事の証のように思えるから

君との間に生じる傷があっても

大事に抱き締めていたい