先日、知人と話していたときに
「自分が自分に言いたいことってどんな言葉?」
と言われ
自分の中の自分に
「何か言いたいことあるかな?」と問いかけて出てきた言葉が
「ちょっと怖い。もう少し優しくしてほしい」だった。
それをそのまま声にして知人に言うと
そのあとで涙がでそうになった。
「あ、私はこれを私にずっと言いたかったんだ」と気付いた。
思い返すと
好きな先生やアーティストや作家や自分の中に
厳しいスタイルをとっている部分があって
もちろんその部分が好きなのは本当なのだけど
自分の中の自分に
「ちょっと待って、今は少し疲れてるよ。
そんなに急がないでよ。」
という自分もいて
でもそれをずっと長いこと聞かないふりして
すたすた歩いてきた自分がいたんだろうな。
「そんなことで疲れるわけないだろ!?
そんなこといってたら何もできないぞ!」と。
去年すごくハマったラッパーがいて
「まぁ別にいいんじゃない?しょうがないじゃん。」
というようなリリックの
わりとゆるく素直なスタイルの人で。
周りからすると「シギがあの人にそんなにハマる要素ある!?」
という感じで、自分自身も何がそんなに良いのかわからなかったけれど
今日ならばとてもよくわかる。
自分の奥にいる自分が欲しかった言葉なんだろうなと思う。
乾いた土地に雨が降ったような気持ちがしていたんだろうな。
そんな事を思い出しながらも、
知人に、絶対に人には言えない性癖の話をしたりして
それはど変態だよと言われ、
色々な事が腑に落ちた。
弱い自分でも、ゆるしてほしい。
変態な自分も、ゆるしてほしい。
みんなが触れたくないことばかり触れたくなるのも、ゆるしてほしい。
いやなことはいやだと思うばかりの自分も、ゆるしてほしい。
ちゃんとしてなくても、ゆるしてほしい。
自分が自分に、ゆるしてほしい、優しくしてほしいって
言いたいんだろうなって感じた。
そして私は、
「『そんなんじゃだめだ』っていつも思っていてごめんね」って
自分に伝えた。
それで私が出す次の作品のタイトルが「アナル」とかだったら
すごいウケるけど。いきなり解放しすぎでしょみたいな。
*私の性癖はそれではありません!!誤解なきよう!