静寂

六月二十二日。曇り雨

周りに存在するもののほとんどが

自分を見つけるためのヒントなのかもしれない。

そこを息を潜めて獲物を見つめる動物のように

どこか慎重な気持ちで見つめる。

自分にとって必要なものと

今は邪魔になるものとを見極める。

余計なものに視点を費やす時間が勿体無い。

自分との会話が進むほどに

答えはいつも自分の内側がすでに

知っているものなのかもしれないなと思うようになる。

今は制作の中で周りを覗きながら

自分の世界の中に深くまた潜っていく。

静けさの中に呼吸をする。