洋楽を聴いていて思うのは
男性のソロアーティストの中で
「男らしさ」という呪縛から逃れようとしている
またはそこから降りた人の歌が増えているなということ。
女性が社会の中で不当に扱われていたことに声を上げ
自分本来の人生を生きていくために声をあげようという運動が広がる時
男性も社会の中での生きづらさに対して
もうそれをやめようと声をあげているんだなと実感する。
女らしさを強要されたくない人がいるように
男らしさを強要されたくない人がいる。
かっこつけてくる人よりも自分のままでいる人の方が私は安心する。
大樹と少し前に会って話していた時に
無意識に女性に対して失礼な気持ちを抱いてた自分に気がついて
何日か落ち込んだという話をしてくれたんだけど
私は大樹は強い人だなと感じる。
強い人というのは弱音をはかないとか筋力があるとか
権力があるとかそういうマッチョなことがよく言われるけど
私からすると自分の中にある弱さや未熟さを認められて
開示できる人の方がよっぽど強い人に感じる。
男らしくあれという鎧を無意識に着させられている人は
自分が弱く未熟な人間であるという事を認めたくないからだ。
けれど人間は等しく誰も未熟なものである。
ありのままでいることを今までの社会は封じ込めてきた
カテゴライズで分けた方が楽だからだ。
「はいワガママ言わない。男はこれ、女はこれね」と。
けれど時代は進みここから先はそういうわけにはいかない。
ひとりひとりの主張が響くだろう。
それは時にカオス状態を生み出すけれど
必要なことだと感じるし
そのひとりひとりの主張に耳を傾けて
私は学びにしていきたい。
女性、男性、LGBTQ
こうカテゴライズするとしても
それぞれのカテゴライズの中にいる人が
不当な扱いや抑圧を受けずに生きていけるように
同じカテゴライズの人通しだけでなく
みんながみんなを理解しあう姿勢が必要だ。
今日は国際男性デー。
私は男性の生きづらさについて
もっともっと学んでいきたい。
ホワイトリボンキャンペーンジャパンというサイトに
男性の生きづらさの相談先が載っています。
https://wrcj.jp/counterformen/
全ての男性が男性らしさという呪縛に苦しめられずに
ひとりひとりの生を謳歌できるように
今日は祈って眠ろう。