十一月三十日。晴れ。

とにかく眠くて十七時過ぎまで寝てしまった。

借りた本がものすごく勉強になり

すぐに全部読んでしまった。

この方向で行くのだろうなと昨日まで思っていた歌詞が

ぐるっと変更された。

昨日まで想像していた文章よりも

明確に力強くなった。自分の心の感触を感じた。

友と呼んでもいいだろうか。

私たちの間には色々なことがあった。

笑ったり泣いたり傷つけたり傷ついたり。

その日々を思い出した。

君は君の道を歩いている。

私も私の道を歩いている。

苦悩は変わらずにこれから先もあるだろう。

それをひとりで抱えて生きていくのが人生だとしても

それでも君はひとりではない。私もひとりではない。

過去から今へ。

紡いできたものに、無駄なものはひとつもなかった。

そう思えた時間だったよ。

十一月二十九日。晴れ雨。

つくばへ。

私が新曲のアレンジを話し合っている

右隣で

さくぽんが何かを描いていた。

話し合いを進めながら

意識は右隣にたまに寄っていた。

さくぽんは無言で何かを描いていた。

何も話しかけなかった。

なんだかこの沈黙が

とても愛おしい時間だなぁと感じていた。

霧雨が降る中を自分の歌をうたいながら

泣きながら帰った。

十一月二十八日。晴れ。

帰り道

黄色く色づいた葉が綺麗だった。

中学の時に

友達と学校を抜け出して

電車に乗って映画を見に行って

その後に皇居の方を散歩したのを思い出していた。

あの時も黄色い葉が絨毯みたいに

敷き詰められてて綺麗だったな。

その上に座って日向ぼっこしていた。

束の間の自由みたいに感じた。

友達はもう二児の母親で

子供とこの紅葉を見ているのだろうか。

十一月二十七日。晴れ。

ボヘミアンラプソディー見に行けた。

とってもよかった。

大きいスクリーンで観れて大満足。

一日クイーンの鼻歌を歌っていた。

きっとあの映画見た人みんな

その現象になっていたと思う。

音楽はまだまだずっと生きていくのだろう。

十一月二十六日。晴れ。

ラジオ録って、歌録り。

作曲で面白い試みをして

わりとはまった気がする。

ライブまで時間がない！

間に合わせろー！！！！

面白くなりそうだ。

十一月二十五日。晴れ。

されたら嫌なことをされた時は

溜め込んで我慢せずに

その倍の事をすればいいのだという

半沢直樹論に行き着いてすっきりした。

転んでもただでは起きぬ。冷静に。

自分ではとらなかった選択肢を選んで生きている。

「人生は実験だ」と誰かが言った。

私はこのままどこへ行こうとしているのだろう。

今はまだわからない。わからない方へ進む。

それが今わかっていること。

本日はお店の駐車場で

終始会話をしていたら

自分の車をどこにとめたか忘れて迷って（もう階数から覚えてなかった）

五、六、七階を散々見て回ったあとに

八階にあった。

最近栄養不足なのか駐車場を歩き回っただけで疲れた。

十一月二十四日。晴れ。

曇りなのか晴れなのか。

本日は家から一歩も外へ出なかった。

部屋がなかなか掃除できていなかったので

部屋の掃除とめる＆水槽掃除をしてすっきり。

その後、急遽の歌録り。

ハモりなどをいれると長期戦になる。

ピアノの録音も行う。

録音の仕方が要領がつかめ出して

だんだん丁寧になってきた。

終了が24時近くになってしまった。

弾き語りの録音二曲を

しなきゃいけなかったのを忘れていた。がっでむ。

家の中でせわしなく動いた一日となった。

十一月二十三日。晴れ。

地獄カルテットのライブを見に行った！

魔界の翌日に地獄へ。

天国へ行く日はいつの日か！

良い兄さんの日にふさわしく良い兄さんの背中を見たよ。

見たのは正面だけど。

ライブ終わったあとに喫茶店へ。

すごいカレーが食べたかったのに

たらこスパゲッティを注文する。難しい女心。

LINEのやりとりをしててすごいニヤニヤして

顔あげた時に店員さんがいて恥ずかしかった。

すぐ顔に出ちゃうからな。

さっきちびまる子ちゃんで

まる子がご飯の食べ残しが多い事を

お母さんが注意した時に

「まるこ、世の中にはね、

食べたくても食べられない人がいるんだよ」といったら

まるこが

「じゃぁその人たちに持っていってあげてよ」と返していて

ふふっとなった。

十一月二十二日。曇。

魔界であった。

何はともあれ、けが人もなく無事終了してよかった。

私は来月も魔界へゆきます。

音楽はセーンジャーさんと榊原さんが初出演。

皆さん和やかで平和であった。

細い体でよくあんな声がでるね、とは

私はよく言われる感想なのだけれど

多分体の構造云々の心の奥側に

自分や人のためにならないと投げ捨てるような

怒りや鬱屈した感情が色濃くあるからだと思う。

私はそれを捨てないし

捨てずに歌に反映させる事が

自分や誰かのためになると学んだから。

どんな気持ちも捨てない。捨てずに放つ。

私が声を伸びやかに力強く出す時には

いつもそういう私の中にある

言葉にできないし、してはならない叫びが

代わりに歌として出されているような気がする。

上に着ているものがお揃いでふたりでびっくりして記念撮影。

十一月二十一日。曇。

昨日、ちっちゃなクリスマスツリー買った。

組み立てして飾り付けして移動してたら

落っことして飾りが散らばって

二度飾り付けを楽しんだ。

海ぶどうをもらって食べた！

海ぶどうめっちゃ好きだから高まった。

明日はこの地を離れ魔界へ。

十一月は鬼のような月だったなぁ。

次から次に一難去って一年去って一難。

向かうべき方角に向けられてるような予感。

はい！これクリアしたね！じゃ次これはどうだ！

と色々なことを投げつけられてきたような気分。

しかし昔、学習したことを繰り返さなかった自分に

感謝状を贈りたい。ありがたや。