君は綺麗。

十一月二十九日。晴れ雨。

つくばへ。

私が新曲のアレンジを話し合っている

右隣で

さくぽんが何かを描いていた。

話し合いを進めながら

意識は右隣にたまに寄っていた。

さくぽんは無言で何かを描いていた。

何も話しかけなかった。

なんだかこの沈黙が

とても愛おしい時間だなぁと感じていた。

霧雨が降る中を自分の歌をうたいながら

泣きながら帰った。