代官山の美容院の中心で叫ぶ

いつも行っている美容院は代官山にあるのだけど

この間、寒波で寒かったのでパーカーの下にパジャマを着ていったら

「ごめんシギ絶対汚れるからパーカー脱いでくれない?」といわれ

「俺この下パジャマああああああああ!!!!!」と伝えたが

「いいよいいよ」と言われ流されるままパジャマでカット&染めの作業。

くまが経営してる美容院。

 

パジャマであることも忘れて髪を染めていると

国民的バンドのメンバーの人が個室で髪を切っているそうで。

「いっちょまえに個室なんか使うんですねえ!」なんて軽口を叩いていると

その方の後に最近流行りのバンドのメンバーの方がまた個室へ。

そして髪を洗ってもらっている女性は

「パリのファッションウィークに行った時は〜」と話されていて

なんだかみんなすごいちゃんとした人たちばっかだなと思った瞬間

 

俺だけパジャマやあああああ

 

と代官山のシャレオツな人々が集う美容室でパジャマの人間であることを

思い出した次第。

ボロは着てても心は錦よ古ッ!

俺の変態は味わい深い

好き勝手に生きてるように思えて

自分が本当はやりたいと願うことほど

後回しにしていたなと最近気がついた。

 

本当はやりたいことって、自分の中で勇気がいる。

簡単にやれることや慣れてることをついつい選択しがちで。

 

でも

いきなりいなくなってしまった人達の存在を体感したりする中で

どんどん自分の中の「本当は」の声がでかくなっていってたみたい。

 

最近、あぁもうやりたいことやって死ぬしかねえなって気持ちになった時に。

「本当」と顔を突き合わせて俺はもうここから逃げないぞって思った時

心の中にヒヤリとしたドキドキにも不安にも似た気持ちを味わった。

 

「この怖さのような気持ちはなぜ存在しているんだろう」

「なぜ不安を溜めながらやりやすい事を選択しながら

本当を後回しにしているんだろう」

今までだったら進化に不安はつきものだからという答えに行き着いていたけれど

この間すごく納得する答えを見つけた。

 

それは不安が高まった方が面白いからだ。

ジェットコースターが高ければ高いほど、落下速度が速いほど興奮するように

不安とそれは私の中で全く同じ構造だった。

不安が高まるほど、自分の中でぐつぐつと煮えるほど味わうほど

不安や恐れという階段が積み重なっていく。

それが積み重なるほどに飛び降りる高さがあがっていく。

不安であればあるほどそこから飛び降りる時に興奮する。

死ぬんじゃないかってくらい高いところから落ちたら面白いだろうなあ。(いやこれは比喩であってバンジージャンプはしたくないですええ)

 

この興奮のために不安と恐れを抱いていたのかもしれない。

なんとも変態的な発見でそれにも興奮した。

私の中の変態性はここにあるな。確実に。

ヒヤリとすることほど面白い。

生きてるって感覚がする時は、死と隣り合わせなように

危険だと認識することほどそこから飛び込みたい期待が高まる。

 

確かに進化への不安や怠慢はある。

だけどそれだけではない何かがあってそれを探れなかった。

なぜ私は新しい面白いことが好きなはずなのに

本当に望むことを後回しにしてきたんだろうという疑問。

その答えが解けた気がした。

 

 

三島由紀夫の短編小説「憂国」を読んだ時の恍惚と興奮は忘れられない。

読後、時が止まり、「とんでもないものを見てしまった、、」と呆然とした。

とんでもなく、面白く興味深いものだった。

内容をざっくりというと

若い夫婦が切腹する前に最後のセックスをしてその後に自害するという内容が

丁寧に書かれていた。

 

死を前にしたセックスの興奮とスリルはどれくらいのものだろうか

いや、むしろ非常に静的なものになるのだろうか。

そんな想像をしながら

空の三島由紀夫に向かってくそ変態野郎じゃねえか!と思った(褒め言葉)

最高の物語をありがとうございますなむなむ。

 

この憂国で得た興奮も、死と隣り合わせによる興奮だ。

ここと似たようなジャンルなのだと思い合点がいった。

ああ、自分を知るということはなんと時間がかかる!

またここから別の発見をすることでしょう。

 

三島由紀夫の作品の魅力は言語化しにくいが確実に存在する

人間の絶妙な愚かさとマゾヒストなところにある。

マゾといっていいのか、しかしサドとはマゾに集約されていくものだと感じる。

サドはマゾなしには成り立たないからだ。

SMについては全然歴史的なものを知らないのでただの素人の考察でしかないが。

長くなったのでここらへんで。

 

自分を生きるために必要な強さのために

毎月言葉と音楽をお届けする手紙「ぼくを待つ」

今年は絵本をお届けします。もうそろそろ最初のお届けができそう。

 

1枚1枚、手作りで。

「がんばりたかった」という絵本のタイトルだけだと

後ろ向きなネガティブな内容かな?と感じるかもしれないけれど

私はむしろ、強く生きていくために必要な物語をここにこめた。

 

この世界で、ひとりの人間として心を捨てずに生きてくためには

がむしゃらに駆け抜けるだけでは、力強さだけでは、いけない。

誰もが多かれ少なかれもっている傷と会話して、納得して、

自分の理解者になれなければ

がむしゃらに走っていても、いつかポキっと心が折れてしまうときがくる。

それは体調にでるかもしれない。心にでるかもしれない。

 

どうして1枚ずつ絵本を手作りでやるかというと

手作りにすると絶妙に全部違う内容になるから。

作品を手にとってくれた人が、ひとりひとり違う魅力があり

違う強みや弱みや歴史がある。

人間が遠目から見れば同じ人間に見えても

ひとりひとり中身が違うように

絵本もひとつひとつに微妙な違いをつけたい。

 

あなただけの絵本を届けたい。

そんな気持ちで作っている。

傷つくことも、悲しいことも、辛いこともあるでしょう。

だけど、全部ひっくるめて

「色々あったけど良い人生だったわ!」って最期に思えるように

そう思えるようにするために

悲しみも傷つきも優しさと力と勇気に変えていけるような

そんな言葉や音を届けたい。

 

絵本はこちらからご注文できます。

CD版を希望される方はこちら↓

https://shigi.thebase.in/items/29365082

データ版はこちら↓

https://shigi.thebase.in/items/29365126

明日を幸せにするため

MOVIE

一昨日はしょへ宅で録音作業など↑

ギタリストってすごい顔芸して弾く人いるよなって思う時あるけど

動画撮るとまあまあ俺もやでって思ったり。

 

 

地獄のような毎日の中で出会ったあなた

でもあなたはかなわない未来の夢を見つめてばかりで

私の存在すら見つけてくれることはない

かなわないものを求めてしまうという点においては

私たちは似たもの同士なのに

どうしてあなたの目に私は映らないの。

 

動画でそんな歌をうたっている。

世の中にはどうにもならないことがある。

自分のコントロール外のことが沢山ある。

それを全部即時納得して処理できるほど冷血ではない。

「あれ?親が脳梗塞になった?おっけーおっけー了解!」なんてすぐになれない。

すがりながら、後ろを振り返りながら、それでも前へ

ぽつりぽつり歩もうとするような

そんな人間らしさが人生の良い味と感じる。

 

当事者は主観に没入してるとき、とっても辛いけど。

でもそれは時間が癒したあとで振り返ってみると、

その時間が本当はあなたの人生の中の

とっても大事なターニングポイントになってるかもよ。

 

心が悶えるほど辛いとか、不安だとか、

それは私に何を教えてくれてるの?

私の心は、私に何を伝えてくれてるの?

耳を傾けてみて。

簡単には通り過ぎてくれないうっとおしい気持ちほど

明日の自分が幸せになるための

とっても重要なヒントが隠されてる。

 

だるいことほどそれを利用して土台にして

ぶっ飛んでいくための。

ぶっ飛ぶためには明るさやキラキラや爽やかさだけじゃだめで

エネルギーってぐつぐつしたとこから生まれるんやと最近強く実感した

その話は明後日あたりにしようかな。

太陽の涙

お前の後悔を背負って

お前の分まで

俺は好きに生きよう

絵本と楽曲のお届けサービス開始です!

毎月詩と楽曲をお届けしていた手紙「ぼくを待つ」

数に限りがあったので限られた方のみのお届けでしたが

この度、新しいサービスになったため購入受付を再開致します。

今年はシギ初となる絵本をお届け致します。

 

こちらのサービスは毎月更新の定期購入になります。

購入者様には毎月、絵本のページをポストカード形式でお届けします。

楽曲も毎月お届けです。今月から毎月、下旬頃にお届けします。

途中で退会を希望される場合はメールでお知らせ下さい。

 

CDでの購入を希望される方はこちら↓

https://shigi.thebase.in/items/29365082

データでの購入を希望される方はこちら↓

https://shigi.thebase.in/items/29365126

 

なお、絵本は2023年12月に電子書籍として販売する予定です。

楽曲の方は購入者様以外に公開・販売されることはありません。

 

下記、絵本の概要となります。

「がんばりたかった」

ーわたしはこころ こころのわたしはがんばりたかったー

いつも忙しそうに幸せを求めて頑張ってるこころ。

頑張ることが、良いことだと信じてるこころ。

しかしあるとき、、、。

 

この物語は、頑張りすぎてよく疲れてしまう、休み方がわからない

いつもどこか悶々としている、どこか息苦しさを感じる

そんな方に向けて書きました。

かくいう私が、そんな人間でした。

今も無理して頑張るときがあります。

 

「こうあることが正解だ」「こうあることが素晴らしい」

電車の吊り紙に、テレビのCMに、スマホの中に散りばめられている

正解のありかた。

それを目にしているうちに、知らず知らずのうち、

自分を置いてけぼりにして、その正解に自分を当てはめなければと、

無理していませんか。

自分が我慢していればいいと、疲れ切っていませんか。

もしくは、我慢したり疲れてる自覚もないくらい、

いっぱいいっぱいになっていませんか。

 

こころちゃんと一緒に、

自分の本当の声を見つけにいきましょう。

そこには、ひとりだけじゃない、

困って疲れて立ち止まった経験のある誰かとの出会いもあります。

 

頑張り方との付き合い方、自分との付き合い方、

あなただけの体と心を、あなたが見つけに行くためのお手伝いができると嬉しいです。

生きづらさを紐解いて、自分を理解して、自分の歩幅で、

歩いていけるようにー

過去にいるあなたの行き先を
照らすのは今のあなた

あなたの中に存在する美しさを
照らすのはあなた

新しい作品を出品しました。

作品ページは画像をクリック。

世界は言葉で出来ている。

少し遅くなったけれど初詣に香取神宮へ。

香取神宮と茨城のどこかの二つの神社にいって

お守りを3つ集めるとひとつの星が消失するというんじゃなく

大願成就するというRPG的なスタンプラリー的なお守りがあって

最近めっきり遠出もしなくなったため

ドライブの口実のためにそれを買った。

大願というほどの大きな願いってあるのかな・・と思った。

あと2つ集めるまでに大願を決めておこう。

 

おみくじが末吉であんまりテンションあがること書かれたなかったから

良いこと書かれるまでひこう来週も川口いくからな。(神様に怒られそう)

 

帰りに疲れて外食したんだけど

隣に座ってた男女が嫌な言葉ばっかり使うもので気になった。

「めんどくさい・意味わかんない・最悪」をよく使っていた。

おいおい君たち、世界は言葉で作られているんだよ。

言葉にしたことの意味を一番耳で聞いてるのは君自身なんだから

悪い言葉を話して自分が聞くとそのループにはまってより

自分を嫌な世界観に閉じ込めることになるよ。

 

と私は自分の信念を心の中で相手に押し付けていたんだけど

ちょっと待てよ。

その嫌な言葉を聞いて私も嫌な感じが少し漂っていたけれど

彼女彼らの立場に立ってみたらちょっと変わるかもしれない。

私が「めんどくさい・意味わかんない・最悪」と私自身思えることなら

共感して私も反発心がわかなくてすむだろう。

わかりあうことも大事さ。

 

この3つを口に出したくなること・・・

 

 

「シギさん、この漬物石を往復4キロを風速8メートルの日に4往復歩いて

届けてください」

「めんどくさっ・・・」

 

「シギさん、1万個の卵をひっくり返したあと30分後にまた全部ひっくり返してきてください」

「なんで意味わかんない・・・」

 

「最悪・・・分割で買ったスマホ初日で落としてバッキバキに割れたわ」

 

 

よし!!!!!共感!!!!!

なんのこっちゃやで!!!!!

 

新年早々ほんとうにどうでもいい事を書いた気がするけど

毎日こんなことばっかり考えているので

私の程度を素直に打ち明けている2023としよう。

未知はあなたを喜んで受け入れる

あなたは未知の扉の前に立つ

その扉は常に開かれている
服のように何枚も背負っていた
恐れや悲しみや苦しみを
一枚ずつ脱いで 床に静かに降ろす
そして裸のまま扉の中に足を踏み入れる
未知はあなたを喜んで受け入れる

あなたはあなたを幸せにすることが
最初のあなたへの試練でありギフトである

 

新しい作品を出品です。

ありがたいことにお迎え先が決まりました。

あのころ笑いあったきみとぼくはいないけど

笑いあった思い出がある友達とのすれ違いや考え方の違い。

切ないけど、ときには関係を手放して距離を置く時間も必要。

自分や人が幸せになるために何をしていくかを自分の頭で考え、

この手で選んでいく。

自分が成長したその先に、また笑い合える日もくるかもしれない。

 

ポッドキャスト更新です!

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