彼女の両脚が 汗で憂鬱な重さに感じる
それだけで この人がどんなに悲しい人かわかった
精一杯に作った笑顔が綺麗だね
幸福な1秒は 孤独の1000秒と感じるかい
人がいれば寂しさがなくなる訳じゃない
窓の向こう側に見える高層ビル
細い目で見つめながら彼女が呟く
そうだね、よくわかるよ
孤独が見えないように目隠しをしてあげたいけど
そうしたら喜びさえも見えなくなってしまうから
君に出会うために生まれてきた人のことも見えなくなってしまうから
君は幸せになるために生まれてきたんだ
君を不安にさせるやつの話しなんて 聞くだけ無駄さ
私の言葉を信じていれば良い
君は幸せになるために生まれてきたんだ
悲しみも不安も体中でがむしゃらに踊るように
君は君を好きに生きればいい 流れる汗が綺麗だ
君は幸せになるために生まれてきたんだ