「他の奴がどうなったっていいのか」
そういう批判を受けても
自分の大切な人が助かるのならばそれでいい
誰かの恨みをかって批判されても
自分の大切な人が助かるのならばそれでいい
それは その人がした覚悟だろう
世間体では 善悪では 道徳では
測れないものが心でもある
これを選べばどうしてあれを選ばないんだと言われ
あれを選べばどうしてこれを選ばないんだと言われ
全てを選ばなければ優柔不断と言われ
全てを選べば八方美人な奴だと言われる
それもわかる これもわかる 全てわかる
その上で何を選択するのか
選択する先に想定される批判をこえても
覚悟を決めたいと思うものがあったり
命をかけても幸せにしたいと
そう思える人に出会えることは
人として生まれた幸せのひとつだろう
むしろそういう人やものに出会えないか
手を離す人が大半の人生なのかもしれない
痛みと罪悪感に背を向けて
幸せは楽しいばかりではないと
皆わかっているから
ほどほどの幸せ
それを選ぶも良い
こんな事がしたい訳ではないと
思いながらもそこから抜け出せないのなら
自分の声を知らぬふりしないで
もっと大事にしていい その気持ちや選択を
そうできたときに
人の心も大事に考えられるのかもしれない
皆が苦労しているからと
互いに縛りあっていては
誰も幸せにならない
「難しい問題だから」と口々に言うのは
変化をさせるくらいなら
少しの不満を我慢した方がめんどくさくないから
難しいといって そのままにさせていた方が楽だから
でもその楽という道は
本当の自分の心のためにはならない選択
少しずつ自分で自分を苦しめていく
そして余命幾ばくかで多くの人はこう思う
もっと自分のしたい事をすれば良かったと
立ち還る
もっとシンプルな場所へ
もっとシンプルな自分へ
人から心ない言葉を言われるよりも
人から優しい言葉をかけられたほうが
涙が溢れてしまいそうな
弱ったあなたへ
頑張りやで優しいあなたへ
心綺麗なあなたへ
あなたは何も間違っていない
あなたの好きなもの
あなたの好きなひと
何一つ間違いじゃない
あなたのしたい話しをして
どれも我慢しなくていい
多くの人がそれは甘えだといっても
私はそう思わない
不本意な道を選び
自分を嫌いでいるには人生は長い
あなたがあなたを抱き締めて
私もあなたを抱き締めるから
ひとりじゃないよ