孤独な夜

本音を曝けあって

傷つけあって怒って謝って泣いて笑って

絆は深まっていく。

かけがえのないものになっていく。

そういう関係は巡り会うものじゃなくて

作っていくもの。

歴史のようにひとつひとつを

丁寧に乗り越えたものたちだけに

絆は与えられるのだろうか。

乗り越えられないものたちは

始まりと終わりを繰り返す旅のよう。

地図。

三月二日。晴れ。

昨晩たまたま手にした本

図書館で借りたまま読まずじまいで

返すのも遅れてしまっていた

少し気分転換したくて読んだら

例えばRPGで迷いの森のようなものに入って

ずっと出口がわからずに彷徨ってた時に

いきなり天から森の地図が降りてきたような

そんな本だった。

一晩で読み明かしてしまった。