行く道

三月二十二日。晴れ。

洗濯を二回まわし

台所を少し整え

近所のモール的な所に歩いて行った。

この街は新しいマンションと

古くからある家とが存在している。

子供達や若い家族もそこそこ多く見られ

平和な昼間の散歩になった。

包丁とヤカンがなかったので購入した。

まだまだ足りないものがあって

人間が住むというのはお金がかかるのだなと感じた。

自分の選んだもので生活していくというのは

とても充実感があるなとも感じた。

夕飯は自炊らしく

回鍋肉とキャベツのスープとキャベツのサラダ。

すべてにキャベツが入っているのは

もらいものでまるまる2つキャベツがあるため

ありがたく頂いているのである。

キャベツ美味しい!

新鮮な毎日。

三月二十一日。晴れ。

昼食と買い出しを兼ねて近所を散歩。

風が強くて苦労した。

私は風の谷には住めない。

夜に新居はじめての自炊!

ということでたこ焼きパーティーを開催するも

包丁を持っていなくて

ハサミでキャベツを切るという。

しかも中身はタコなしで具材はキャベツだけ。

貧乏たこなし焼きだー!

味は美味しかったのでよしとしよう。

ここは何年も続けている文字とたまに写真のブログなので

読んでいる人には

直接この気持ちを感じてもらえないかもしれないが

住む場所が変わり

毎日「お元気ですか?私は元気です」と

手紙を書きたいような気持ちなのである。

つまりとても新鮮な毎日。

その時々の本気。

三月二十日。晴れ。

恵比寿で打ち合わせ。

何も食べないで来たために

移動中寒かった。

恵比寿駅に着いて改札を出ると

左手に陽の当たるベンチがあったので

そこで座ってしばらく日向ぼっこをした。

太陽大好き。

十四時に待ち合わせして解散が二十三時。

どれだけ話すんだ!

かなり根幹の話ができてすっきり。

人に話すことは自分の整理になると改めて思う。

 

自分の進んでいる方角が手探りだったりすると

自分や周りに言い聞かせるように今までの自分や

進む方角じゃない方をあえて否定的な言い方をしたりする時がある。

何かを持ち上げるために何かを下げた言い方をするというのは

わかりやすさでもある一方で

自信のなさからきたりもするのかもなと感じた。

あの時の自分はあまり良くなかったとか、本意じゃなかった、とか。

けれどどんな時もその時にしていた事は

その時の自分が苦しいながらもだした答えなのだから

今を肯定するために昔を否定しないように気をつけたい。

体の声を聞く。

三月十九日。晴れ。

締め切りがやばいんだけどな…と思いながらも

体の声に逆らわないようにしようと

昨日は結局音楽の事はやらなかった。

昼前に起きて体がわりとすっきり。

ここに来て初洗濯。

何回か洗濯した事はあるものの

実家にいる時は基本的に母が洗濯をしていた。

洗濯をして、終わったものを物干し竿に干す。

そしてその横で音楽のことを行う。

少し風が強いようで、

風に揺られる洗濯物。

「あ、飛ばされないかな。」

十分後…

「今どれくらい乾いてるのかな」

さわさわ…まだ湿ってる

「さすがに湿ってるな」

「あ、風でハンガー落ちそうだな」

五分後…

「今どれくらい乾いてるかな」

「まだ乾くわけないか」

「あ、ハンガー落ちた!怖いから室内にいれよう。

と思ったらロンTもう乾いてる!はやい!」

十分後

「今どれくらいかわい…」

と洗濯物が乾いてるかが気になってしょうがない病。

暖かいし風もあるからかすぐ乾いてびっくりした。

洗濯物を室内にいれて畳む作業をする。

バスタオルがふわふわになってて嬉しい!

色々なものをネットで注文していたので

それが来るのを待って今日も外出が夜になった。

今回時間指定をしなかったのを反省…。

食料も水も尽きていたのだけど

来てもらって不在だったらかわいそうだからな…と思うと

外出ができなかった。

待っている間に書き作業をしながら映画を二本みた。

そして無事受け取りを終えて買い出し。

ご飯を食べ終え、書き作業のまとめをして現在に至る。

体の声に従うのは大事だなぁという事を痛感した。

昨日一昨日とすごく気をつけて体を休めたおかげで

かなり今日は心身ともに身軽に過ごすことができた。

とはいえほとんど外に出ておらず運動もできず

自炊環境が整っていなくてカップ麺とかお菓子とかなので

健康的とはいえない。

少しずつ自分の時間割を作っていけたらと思う。

期待と不安入り混じっていたがかなり楽しんでいる。

めるも初めての引っ越しだったので

大丈夫かな…と思ってたら

実家にいる時よりも思いっきり伸びして爆睡してた。

昨日はめる10歳の誕生日でした!

めるおめでとう!

初日。

三月十八日。晴れ。

外は天気が良い。

カーテンを開けラジオをつける。

机と炊飯器が届き

思いの外早く寝巻きのままで受け取る。

水切りかごや机や壁掛けの組み立てを行い

掃除機をかけて

お菓子を食べてうとうと。

二週間くらい音楽のやることと引っ越しを

並行して行なっていたがために

思いの外体が疲れていてずっと眠い。

しかし締め切りが締め切りが締め切りが…

まだ冷蔵庫もコンロも電子レンジも来ていないために

自炊ができないのである。

お菓子やコンビニで買ったチキンや雑炊を食べる。

日が沈んだ頃に買い出しのため初めて外出。

「買い物しようと街まで出かけたら

財布を忘れて愉快なサザエさん」の

サザエさん以外の部分をまんまやってしまった。

鍵と携帯だけ持って買い物はできない!

入浴剤を買ったので

今日はゆっくりお風呂に浸かろう。

だいぶ部屋は片付いた。

移動。

三月十七日。晴れ。

五人で引っ越し作業。

荷造りを約1.5日で行い

すごいギリギリだったので

大丈夫なのか!?と思っていたが

想像以上に順調に進んだ。

天気ももっていたので

無事に引っ越し終了。

皆でご飯を食べて解散。

人ひとりが移動するのは

こんなにも大変なのかと

改めて思った。

はてさて人生初の大きな出来事。

この先の変化にどきどきわくわく。

さよなら川口。

三月十六日。晴れ曇り雨。

明日、私は川口を離れる。

生まれも育ちも埼玉県川口市。

三十一年間ずっとこの街で生きてきたけれど

他の場所へ旅立ちます。さらば!

打ち合わせやお茶会や色々な事と並行しながら

実質1日半で荷物を作っていたために

感傷に浸る時間もなく

このまま眠ってすぐ明日には出発。

年が明けた頃はまさか二ヶ月後に家を出るなんて

想像もしていなかったけれど

「流れに逆らわずに楽しむ事を大事にする」ということを

意識していたら

色んな展開がやってきて

それで気持ちが不安定になることもあったけど

ひとりで生きてる訳じゃないということが

今年に入ってから楽しかったり楽しいだけじゃなかったり

色々ダイレクトに感じています。濃い。

しょへさんと年始の方のラジオで

「今年シギの星占いの運勢はライフスタイルの大変化だって」

なんて話していたのが見事に的中した。

とはいえ、お墓まいりをしに毎月川口には戻ってきます。

もっと思いの丈など書きたい所なのですが

少し落ち着いてからゆっくり書きたいと思います。

ちょっとさみしくなってきた!

期待と不安入り混じる新生活!きゃー!

職人

三月十五日。晴れ。

お茶会でした!

クラウドファンディングのお茶会でも集まった方々が

たまたま今回も同じ日に重なり

もはや友達同士の話並みにプライベートな話を聞けて

とても楽しかったです!

残すところ今回のお茶会イベントも残り一回です!

あっという間だったなぁー!!

そして帰りに時間がないのに立ち寄ったお店で

急須に一目惚れしてしまい

ちょうど欲しかったので買ってしまった。

この丸み。手触り。最高。

とってもかわいい。急須はまりそう。。

急須にはまったらやばいよ。

でも急須の前に飲み物の器にはまりそうな私がいる。

次はこいつを注ぐに適した湯のみを買おう。

どこにもぶつけないように赤ちゃんを抱えるようにして帰宅した。

関東を走る。

三月十四日。晴れ。

移動距離がとんでもない。

ディズニーランドを通過し

お台場を通過し

銀座を通過し

今日は観光地を通過しまくった。

どこの地にも降り立たなかったけれど。

時折川の上の橋を渡ったり

東京湾を眺めやりながら。

水が太陽に照らされてきらきらしてた。

私そういういきなり現れる水を眺めるのが

とても好きだな。

用事と用事の間に

忘れずバレンタインのお返しを買う。

私が男性だったら完璧な心遣いだよなと

車の中でひとりしみじみしていた。

前進の証。

三月十三日。晴れ。

買い出しに奔走。

買い物をするというのが

こんなにも体力のいる事だったとは…

頭使ったり歩いたりするからだろう。

自分の意思を使い続けるということか!

確かにそれはくたびれる。

一日一日がマッハかつ重みがある。

不安と期待の入り混じる毎日。

それが前進の証。