やり尽くす。

次作である怪物を作りながらも

次次作のこともイメージにおいていて

それをどういう内容にするかまでも考えていたのだけれど

とりあえずそれを一掃して

怪物に全てを混ぜ込もうと思った。

 

もう今考えられうる全てのものは

次に全て出し尽くそうと思った。余力は残さず。

というのも、怪物を今年の前半に出す予定がなくなったことで

だいぶ怪物という作品達に向き合うと共に

シギ自身が何を表現していきたいのかということを

とても突き詰めることができた月日だったので

それまでは怪物のEPだけでは

私のやりたいことは表現しきれなさそうだな

二枚に分けた方がバランスがいいかもと思ったけれど

いや、これは全てが一個で現在と今後のシギという風に

十分に詰め込めるぞ…と感じた。

バランスが…とかを考えると

力を抜くというのが出始める。

いやいやいや、ここは出し切ろう。

全て出し尽くすくらいにやりきろう。

そのポテンシャルを今なら持ち合わせている。

どこに出しても自分自身が自分に恥ずかしくない作品だと

思えるような作品にしてやろう。私のために。

 

そんでもって、最近私の仲間のひとりの美しい一面を垣間見た。

普通に生きていれば

ただの邪魔になるであろう疑問や自分の醜さを見ないふりせずに

正面から見つめる姿はとても美しい。

そのことを知ってからというものの

シギのことや作品のことを考えるときに

自然とその姿が頭をかすめる。

私は何を見せることができるだろう。

そんな気持ちが自然とわくようになった。

これも作品の中に取り入れて

贈ろう。