人は想像も出来ないような事態が起こった時
その理不尽さ不平等さを前になす術もなく立ち尽くす時
その出来事に意味を感じようとする
なぜこんな事が起こったのだ、きっと意味があって起きたのだ
そうでもして無理矢理にでも自分の心を納得させなければ
どうにも立ち直れない時があるから
それは誰かのためになる事で生きている意味を実感出来る事に近い
誰にも必要とされないと嘆くのではなく
自分だったらどんな分野で人と繋がれるのだろうかと考える
自分は誰のどんな行為に救われたのかを考える
自分の可能性という もしかしたら針に糸を通すほど小さく感じるような光に託す
生きる限りはその繰り返し 私の場合
自分の生きている意味は 自分のためだけの中に見いだすにはあまりにも虚しい
今はまだ何も見えなくても構わない
その意味がまだわからなくても構わない
意味にいつ出会えるかはわからない
ただそれを見過ごさないようにもう少しだけでも
自分と違う人の見ている世界を拒絶せずに触れて
人や自然が作り出した物事に触れて
心を緩やかに敏感に潤わせて生きていきたい