おせっかいが優しい夜

深夜までは正しくないのかもしれないな

ふらふらと疲れた体が左右に揺れて 脳みそに靄がかかったみたい

どんな衝撃が襲うのだろうと ぼんやりとハンドルから手を離した

少しずつ横に傾いて行く なんてことない静かな夜

 

よく他人と喧嘩をする話しをした時に

あの人は親みたいに怒らないでほしいとうるさく私に言ったのを思い出した

相手がどんな人かわからないとか

そんなありきたりな言葉でさ

でも他の人じゃやかましい話しも なぜだか嫌じゃなかった

あれから怒らないようにしているんだよ 健気だと思わないか

 

でもこんな事してたらまた怒られちゃうなと思い出して

可笑しくなって冷静になった

またありきたりな言葉でやめなさいと言うんだろう

自分を大事にしなさいとか言うんだろう

君の言う事は大体想像が出来てしまうから微笑ましい

 

疲れた時は連絡してきてと言ってくれたけど

疲れた私は辛気くさいからよしておくよ

君に話しかけたのは 君の役にたちたかったからで

私のことは別にいいんだ

これも好きでやっていることだから

 

それにしても君に怒られそうなことを沢山しているな

すり減るように最近は生きている

私といると本当によく話す君に 夜うまく眠れるまで話していてほしいくらい

脳味噌が重たくて 顔をあげているのがやっとだ

少しだけ疲れているのかもね