孤独にくるまれたまま

眠れなくて夜景をずっと眺めていた

胸が詰まった

ゆらゆらと光が揺れてただそこにあった

引っかかった感情を飲み込む

やり場のない孤独や不満が募る

周りは好きに主張していると感じると

疲れているんだねと自分に伝える

夜景を見ながらぼーっとしていた

沈黙の内側に

私が眠れるベッドはあるだろうか

本心を伝え合える人はいるだろうか

私がひとり裸になっても

見渡す人々が服を着て話しているのならば

分かり合えないだろう

引き剥がす趣味はないから

自分のいたい場所ではないと感じる

大事なのはこれからだという

あの人の台詞に救われる

ここから抜け出したい