昨日は身近な所でがっくしくる事があった。
人間関係で起こる問題は難しい。
その問題を少しでも健全な方に向かおうと尽力しても
その通りに解決するのは難しいということを思い知る。
そもそも人をコントロールすることはできないし
しようとすること自体が健全なことではない。
だから境界線を自分の中で理解しておくことは大切なことだ。
家族とはいえ、恋人とはいえ、親友とはいえ、後輩とはいえ
つまり自分と相手がどんな立場であったとしても
相手をコントロールしようとすることは健全ではない。
「良かれと思って」だとしても。
しかし明らかに相手が破滅の道へ進んでいるのだとしたら。。
その場合は自分で出来る行動の限りを尽くすことは大切だと
私は思っている。
けれどそれが思う通りにいくかはわからないし
いかないことの方が多いだろうと自分に対して思っておく。
そして問題をかたくなに握りしめようとしない。
特に他者の問題であった場合は、自分に出来ることはしたとしても
これはあくまでも他者の問題であるという認識を忘れてはいけない。
そうしないと自分の人生までも巻き込まれて崩れていってしまう。
優しい人ほど相手の問題を解決したいと思いがちだが
相手の課題を克服して面倒をみてしまおうとするほど
過干渉になってしまい依存関係になる。
相手の課題は、相手がこの人生で克服する必要があるから
与えられたことなのだ。
それを誰かが手を突っ込んでかき回してしまうのは
あまりよくないことのように私には感じる。
自分にできるサポートはしたとしても
どうにかできる範疇を超えた場合は手放す。
これはドライなことではない。
自分にできることと、できないことをはっきり認識する。
できることをし尽くしたなら、そのあとは執着しない。
人間関係において執着ほど人を濁らすものはない。
執着の渦に身を投げてはいけない。
相手の問題を自分の問題のように扱ってしまわないように
何度も何度も振り返って冷静になる必要がある。
昨日はその事をよくよく自分自身に言い聞かせた。