さりとて尽きることもなく

柔らかい君の笑顔 遠くに

その肌に触りたく 研ぎ澄ます心

思い出して 思い出して

泳いで時間を駆けていく

あの日か この日か

どの日か あの姿

あなたといると苦痛がやわらぎます

レンゲ草が揺れる

それはあの日か この日か

理不尽なことが多すぎます

身勝手なことが多すぎます

人の世の中にありて

君のその柔らかな姿をかすかな希望と見立てる

これは現実逃避でしょうか

見えない形を愛と呼ぶなら

これは罪な話でしょうか

一晩だけでも 一晩だけでも

その肌に触りたく