遠い国にいるシンガーソングライター。
「おまおれか!!!!!!」と思うくらい
私がやりたい事と自分に近しいものを感じる人を見つけた。
普段からなかなかに色々な音楽を聴いていても
よくできてるな、すごいなと思うことは多くても
「まじでいいな・・・」と琴線に響くものは少なかったり
「この部分は参考になるなあ」と思うものもあったりするけれど
「おまえはおれか!」と思うようなアーティストは
ほぼほぼ出会わないくらい少ない。
というのも、自分のやってることとやったほうがいいこととやりたいこと。
そういうものがうまくクロスオーバーする部分に
思い悩むことが多かったわたくし。
そしてそれを言語化できずもどかしい気持ちがあったわたくし。
周囲のイメージと私が私の音楽に対するイメージとのギャップがあったり。
「シギの親和性でいうとこのアーティストとかじゃない?」と言われたものに
「ちがうしな」と否定したい気持ちになったり。
自分が好きな音楽と自分のやっている音楽に途方もない距離があったり。
そういう噛み合わないギャップみたいなものを長年もっていた。
なれないものになりたいとか
自分を守るために気張って大きくみせたいとか
そういうものが自分を複雑にしていたのかもなって最近は思う。
そんなつもりはなかったけど
ないものを欲しがってたのかもしれない。
先週私が大きな気づきを得たのも
冒頭のシンガーソングライターを初めて聴いて高揚したあとでのこと。
まるで自分がこれをしたかったけど言語化できなかったものを
音楽で伝えてもらったような気がした。
歌詞についても腑に落ちることがあって
その歌詞の考察については明日お届けするシ組ラジオでたっぷり話した。
昨日から早速言葉を書き始めている。
昨晩眠る前になぜか卒業式の歌が聴きたくなって
「旅立ちの日に」をyoutubeで聴いてうるっとした。
「飛び立とう 未来信じて」
今まででは素通りしてて響かない言葉が響くときってある。
自分の心境に寄り添う言葉のときに何気ない言葉が深みをだす。
「未来を信じて飛び立とう」という言葉にうるっとしたのは
きっと私が新しいスタートを切ろうとしているからなんだろう。
家族のこと、仲間のこと、自分のこと。
いろんな気に掛かることとか
一長一短にはいかないことがある中で
自分が新しく感じたものに一歩踏み出してみるということ
自分の人生だからね。
ここ最近なんだかすごい神経質になる瞬間があったりして
どうしたおれと思っていたけど
心の奥の方でその新しいことに対する準備が
少しずつ出来上がっていたのかもしれないなって昨日思った。
芽がでるまえに、土が少し膨らむときのように。
私の心の中にある土壌が気づかないくらい少し盛り上がっていて
芽をだそうとしていた。
そんな大切なときだから、心が敏感になっていたのかもな。
少しまえの私からの卒業。
毎日少しずつ細胞が生まれ変わっていくみたいに
心も少しずつ変わっていってるんだろう。