自分らしさの知り方

私らしさってなんだろうと思う人は少なくないと思う。

そもそも「あなたらしさはこれです!」というような

一個だけ出して終わるようなものではないから

簡単な言葉だけで終わらせようとするのは危険な香りがする。

 

私が思う自分らしさを知るためのヒントの話をすると

「誰かから何かを言われた、誘われた」などの出来事があったときに

その出来事が「面白いな、良いな、ワクワクするな」と

感じるときは、自分が居心地がよくポジティブに感じているので

無理をしていない状態=自分がそのままでいられている=自分らしさ

という感じがする。

 

そんなのわかんない!という方には

真逆のネガティブな方から考えてみるといいかもしれない。

「あの時ああ言われたのが傷ついたな」

「あれはやりたくなかったな、辛かったなあ」

と思えるものは居心地が悪くネガティブに感じるので

無理をしている=自分をまげないといられない=自分らしくいられない状態

と考えてもいいかもしれない。

 

んがしかし

冒頭で簡単な言葉で終わらせるのは危険と言ったのは

その自分が感じたことさえも、状況や環境でたやすく左右されたりする。

例えば

「本当はアクティブが私の良さなのに最近アクティブになれないのは

本当は私って引き込もりたいのかなあ」とか

あれ自分が想像してた自分と違う・・!となった時とかは

上記のアクティブでいうと

蓋を開けてみると単純にそのとき疲れてたとか

知らない間に何かで傷ついていてナーバスになっていたとか

自分ではわからなかったけど熟睡できてなくて寝不足だったとか

だからひとりになりたいと思っていた(当たり前の欲求)のを

「こんな風に思うなんて本当は私って・・」みたいに

疑心暗鬼になって「私がわからない!」となったり。

繊細で些細な出来事によって自分の状態が左右されることというのは

人間想像以上に多いと思っている。

 

そのため

疲れた状態で自分の心地良さ=自分らしさだと思ってしまうと

「誰とも会わないでひとりでいるのが自分らしさなんだ」と思い込むことになる。

なので自分らしさとはその時その状況その状態でわりと変化する。

仮にコントロールされない主体性や自分の軸を健全に持つことができたとしても

それでも天候や気圧などの環境で左右される場合も大いにある。

そしてそれは悪いことではなく自然なことなのだと思う。

抗うよりも完璧な自分を作ろうとするよりも

自分の内面にアンテナをたてて

「多分疲れてるんだろうな」「食生活が乱れてるのもあるかもな」など

その状態を納得して受け入れられる理由を発見できた方が生活しやすい。

自分を理解してくれる友達が自分の中にいたら、かなり生きやすくなる。

 

なのでなるべく自分が疲れてるとか不快な気持ちじゃない

フラットな時の自分が感じる感覚を参考にしたい。

(その時を見極めるのも難しそうだが)

 

私の場合はどうだろうか。思い当たることを書いてみる。

・楽しい!面白い!のアンテナに引っ掛かったことはやってみたいので

そういう誘いとか自分にとってテンション高まる出来事大好き

(例えばいきなり出会った小林さんに「いきなりですが

中国でライブしませんか?」とか言ってもらえたこととか。)

 

・勢いがある分、うまくいかないことがあるとすぐ萎える。

立て直しにわりと時間がかかる。

 

・肌に合わない環境にいるとすぐストレスがたまる。

 

・自然やささやかなものが好き、いろんな物づくりも好き。

 

・知的好奇心がある。興味があるのとないのに対する温度差激しい。

 

実際この上にあげたやつも

・疲れてるとテンション高まるどころかシンとしてたくなる。

自然のささやかさはわりとどんな時も好意的に感じる。

ものづくりやインプットも余裕がない時はやりづらい。

・逆に余裕がある時はストレスがたまりそうな場面でも

うまい具合にすり抜けたり気分転換できたりする。

などの真逆の時はこうなるよねーってのも理解しておく。

 

このように「自分ってこういう傾向があるよなー」と書きつつ

でも「ここに出てないけど実はあなたってこれが一番特徴的なのよ」

みたいな他者からみた自分らしさという部分もあるだろうなと思いつつ

こういうことを書き出すと

「そしたらこれを元にどう動いてったら自分がらしさ全開で

逆に言うと弱点をするっと抜け出していきやすくなるのか」みたいな

自分の戦略がたてやすくなる。

 

まだ続くのだけど相当長くなってしまうので

私が自分を知ることがなぜ大切かと思っているかという話を

明日書きたいと思う。