ものをつくること

ものをつくるとはどういうことなのか

感じる、考えることが増えた。

前にラジオかなんかで

作品が残る以上はゴミにならないようにしたい

と言ったことがある。

作品で誰かを不快にすること そぐわないこと

残ること自体がゴミになりうるということ

その事実はあると思う。

けれど自分の作品が10年後、50年後もどこかに落ちていたときに

それを誰かが拾ったときに

それが必然であったと思えるようなものであれたらいいなと思う。

私はこの社会の中で生きている一員であって

その中で自分が果たせることとはなんだろうと

それを考えて、表現すること

このことに終わりはなくて

考え続けること 表現し続けること

それが社会の中で生きている

生かされている人間として

できることはなんだろうという気持ちから

作品に向き合うようになった。

道を開くために作品を作らずとも

この先に道は開かれていくのだなという

証拠はないけれどそう確信する心が存在する。