黙っているものと過ごす日々

花が咲いた!

めっちゃ花が咲くらしいけど一個しか咲いてない…

栄養なのか…愛情なのか…

一個でもめちゃくちゃ可愛いねえ。

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今年はすごい暑さだったので

葉焼けするものがいたり

かといって中にいれると徒長っぽくなったりで

なかなかに難しかったな。

我が家の植物たち。

集合写真。

倍以上に成長するこもいた!

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最近ガジュマルの鉢を持ちあげるごとに

アリが何匹か床を歩いてて

「こんな所にアリ…?」と思いながら

数日放っといたんだけど

何やらアリが鉢の中に巣を作ってるみたいで!

 

確かに最近ガジュマルちゃんの葉っぱ

ちょっと元気なかったけど

そのせいなのかと思って

どうしたらいいか検索すると

「殺虫剤で殺す方法」とか

「溺死させる方法」とか書いてあって

なんてことを!!!!!!と慄いた。

 

私は虫を殺せない族なので

近所の小さい公園に行った。

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ちびまるこちゃんが

飼ってる鈴虫がうるさくて

お父さんと一緒に土手に放しに行った時に

おまわりさんに声をかけられて

びびって鈴虫を放してると言えない二人は

学校ので鈴虫を捕まえに来たとおまわりさんに言って

「お!ここにもいた!」と

おまわりさんも一緒に探してくれることになり

お父さんが「そりゃいるだろうよ

俺が今放したんだから…」となったという

感じにならないかなと思いつつ…

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誰もいない公園に到着し

ドキドキしながら鉢からガジュマルを取り出すと…

出るわ出るわあああああいやあああああ!!!!!

ちょっと気持ち悪い…と思っちゃうくらいいた…

アリたちを見ると卵を抱えて右往左往していた。

ごめんよおおおおおと胸が痛んだ。

 

すると

公園の入り口に一台の軽トラが。

公園の管理をする方が入ってきてゴミ拾いを始める。

私がガジュマルちゃんの土を落としていると

「それ捨てましょうか…?」と

背後から声をかけてもらいビクッとする。

ちびまるこちゃんの件が頭に浮かぶ。

 

そして居心地が悪くなり

別の場所で落としていると

女王アリが登場!

働きアリより随分大きい。

さっきの公園のアリ達は

女王アリを探しているだろうか…と考えて

また胸が痛くなる。。。

 

働きアリたちが卵を抱え右往左往していたが

女王アリは卵を持たず右往左往していた。

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ガジュマルちゃんとアリとを天秤にかけ

泣く泣くガジュマルちゃんをとった。

新しい巣を作れると良いんだけどと思いながら

いっそ一瞬で殺しちゃった方が

アリ達にとっては良かったのだろうかとか

色々考えた。

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人間様は人間を一番上に置いているようだが

私はそうも思えない人間なので

人間と同じように植物も虫も動物も同列に思ってしまう。

むしろ奪うばかりの人間よりは

存在するだけで共生しあっている人間以外の存在の方が

地球にとっては適した存在なのではないかと考える節もある。

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私が喋らないものばかりと暮らしているのも

(貝類、亀、うさぎ、植物、居候しているハエトリグモ…)

喋るということを

傲慢さのように感じている節があるからかもしれない。

うるさく喋り主張する自分が傲慢に感じる時がある。

黙っているものたちは、表情豊かだし

何を欲しているかもわかる。

慎重深く黙っているものを見つめている時間が好きだ。

色々な発見がある。

自分が見過ごしているものばかりなことをわからせてくれる。