強く広く優しく。

 

自分を惑わすのはいつも自分の弱さだが

弱い自分をまずは自分が抱き締めてあげられないと

弱い自分が他人に刃物を振りかざして

自分の中にひきこもり

いつまでも頑なになってしまう。

「弱いからだめなんだ」「ちゃんとしないといけないよ」

「それはおかしいよ」

そういう言葉でいつも責められて

誰もそいつを抱き締めてくれないのだから当然だ。

だから弱い自分の声を否定せずに抱きしめる。

「そうだったのか。辛かったね。

どうしたらいいかわからないね。大変だったね。」

一通りそいつが泣いてぐちぐち言って落ち込むと

だんだんと素直になってくる。

間違いなんてどこにもない。

心を抱き締めてほしい、という気持ちが全てなんだろう。

そんな時は優しく受け止めたい。人も自分も。

心はたまに荒ぶったり穏やかになったりする波のよう。

物ではないから完璧な状態では誰もいられない。

きっとそれでよくて、それがいい。